ポスト処理量

概要

ポスト処理量には次の2つのタイプがあります:

  • 局所量: スタディドメインのすべてのポイントで解析されます。
  • 全体量*: 積分の結果として得られ、スタディドメインの全体または一部で解析されます。
注: *対称性や周期性が存在する場合、これらの量は、有限要素ドメイン内で表されているデバイスのパートについて計算されます。

通常量

使用可能な通常の局所量を次の表に示します。

通常量

Flux

Flux単位 説明 適用分野
2D平面 2D軸 3D
温度 Temp(Tkelvin) K  
温度(勾配) mGradT K/m  
熱容量(体積): ρCP RhoCp J/(m3 .K)  
熱伝導率: k Kth W/(m.K)  
熱流束(表面密度): dFluxTh W/m2

または

*

高度な用途

高度な用途で使用可能な通常の局所量を次の表に示します。

(高度な用途)

Flux式 Flux単位 説明 適用分野
2D平面 2D軸 3D
温度(ケルビン):TKelvin TKelvin K  
温度(セルシウス):TCelsius TCelsius °C TCelsius = TKelvin -273.15
熱(体積密度): q dHeatV W/m3  
熱(表面密度): q dHeatS W/m2  
熱(線密度): q dHeatL W/m  
熱伝達(対流係数): h Hconv W/(m2.K)  
Hconv2s (二重熱交換を伴う領域については両側)
熱伝達(放射係数): ε Hrad W/(m2 .K4)  
Hrad2s (二重熱交換を伴う領域については両側)

環境温度

(対流交換について)

Tamb K  
Tamb2s (二重熱交換を伴う領域については両側)
熱伝達(表面密度): dExchangeS W/m2 *
注: *局所放射が適用される場合、2つ目の項は、本書のパート1.1.6で示している熱流束式に置き換えられます。

全体量

全体量は直接利用できません。これらの量は積分によって計算されます(§ 結果の説明をご参照ください)