グラフィック記号の表現
概要
本項では、グラフィックゾーンにおける電気コンポーネント(抵抗器、インダクター、コンデンサー、電圧源、電流源、およびインピーダンスプローブ)のグラフィック記号の位置について説明します。
コンポーネントのグラフィック記号を表示することを選択した場合、次のオプションのいずれかによってその位置を定義する必要があります。
- 自動位置
- 端子の位置と比率
- ピン座標による位置
- 端子による位置
これらのオプションの設定について、以降の項で詳しく説明します。
自動位置
コンポーネントの位置がFlux PEECにより自動的に設定されます。ここでは、形状との競合 / 干渉の数を最小限に抑えるように、グラフィック記号を配置します。
端子の位置と比率
このオプションは、既に存在する別の(導体、または別のコンポーネントの)端子を基準にして、コンポーネントの正端子を配置します。グラフィック記号の方向は、Flux PEECによって自動的に設定されますが、コンポーネントのサイズはユーザーが定義します。
この位置オプションを選択した場合、以下を実行する必要があります:
- そのコンポーネントの正端子を配置する基準となる、(導体または別のコンポーネントの)端子を選択します。
- 記号のサイズとその単位を定義します(サイズに負の値を設定すると、グラフィックでの記号の向きが反転することを意味します)。
この位置オプションの定義に使用されるFlux PEECウィンドウと例を以下に示します:
端子による位置
この位置オプションでは、既に存在する別の(導体、または別のコンポーネントの)端子を基準にして、コンポーネントの両方の端子(正および負)の記号が配置されます。グラフィック記号の方向とサイズは、Flux PEECにより自動的に調整されます。
この位置オプションを選択した場合、以下を実行する必要があります:
- そのコンポーネントの正端子を配置する基準となる、(導体または別のコンポーネントの)端子を選択します。
- そのコンポーネントの負端子を配置する基準となる、(導体または別のコンポーネントの)端子を選択します。
この位置オプションの定義に使用されるFlux PEECウィンドウと例を以下に示します:
ピン座標による位置
この位置オプションでは、座標系とポイントのX、Y、Z座標によって、コンポーネントの両方の端子(正および負)の記号が配置されます。グラフィック記号の方向とサイズは、Flux PEECにより自動的に調整されます。
この位置オプションを選択した場合、以下を実行する必要があります:
- コンポーネントの正の端子が配置されるポイントの座標を定義します。
- コンポーネントの負の端子が配置されるポイントの座標を定義します。
- ポイントの座標が参照する座標系を選択します。
この位置オプションの定義に使用されるFlux PEECウィンドウを以下に示します: