シナリオの定義
説明
解析プロセスのシナリオは、パラメータ化解析プロセスのステップを定義するFlux PEECエンティティです。
解析プロセスのシナリオでは、以下を定義します:
- パラメータ化される量
- 各パラメータに必要な値
操作
現在のシナリオ(デフォルトでSCENARIO_1)は、プロジェクトが開かれてから定義されます(必須定義)。
これは、プロジェクトが解析されない限り、変更できます。
解析プロセス後にシナリオを変更するには、結果を削除する必要があります(結果を保持するには、プロジェクトを別の名前で保存します)。
説明
解析プロセスのシナリオは、以下によって定義されます:
- 名前(およびコメント)
- パイロットパラメータ: 周波数
- タイプ
- タイプに伴う固有の特性
名前
解析プロセスのシナリオを識別する名前は、その作成時にユーザーが設定します。
必要に応じて名前にコメントを付加できます。
シナリオのタイプ
次の2種類のシナリオがあります:
- 単一値タイプのシナリオ
- 複数値タイプのシナリオ
単一値タイプのシナリオ
単一値タイプのシナリオのケースでは、Flux PEECが、ユーザーが入力した周波数の値を使用して、単一値のパラメータ化解析プロセスを起動します。
複数値タイプのシナリオ
複数値タイプのシナリオのケースでは、Flux PEECが、ユーザーが連続する間隔ごとに入力した周波数の値を使用して、マルチパラメータ化解析プロセスを起動します。
周波数の間隔は、下限finfと上限fsupの間の一連の値です。また、これらの値は、数学的法則によって特定できます。
Flux PEECでは、2つ目の間隔の下限と1つ目の間隔の上限が一致する必要があるという意味で、連続する2つの間隔が隣接している必要があります。
下の表に示すように、周波数の範囲を記述する方法は複数あります。
変動モード | 説明 |
---|---|
ステップ値 | 端点finf, fsup間の一定のステップΔf |
ステップ数(lin) |
線形変化用のステップ数 端点finf, fsup間 |
ステップ数(log) |
対数変化用のステップ数 端点finf, fsup間 |
値のリスト |
ユーザー定義の値のリスト 端点finf, fsup間 |