SimLabチュートリアルのサマリー:Tesla Model 3の3D電気モーター

概要

このチュートリアルでは、SimLabを使用して、電気モーター向けにFluxソルバーで電磁解析を設計して実行する方法を示します。3Dスタディ対象デバイス(Tesla Model 3の電気モーター)は、以下の要素で構成されています:

• ヨーク、スロット、巻線を含む1つの固定パート(固定子)

• 空隙

• 表面磁石型の可動パート(回転子)



SimLabでは、Quick EM Workflowを使用して3D静磁界解析を容易に設定できます。

解析1:コギングトルクの計算

コギングトルクは多位置シミュレーション、電流値ゼロで計算されます。多位置は一定の速度のTransientアプリケーションでシミュレートされます。シミュレーションステップは0.16666~6.66664度までで設定されます。これは1秒あたり1機械角に対応します。

解析2:マルチスタティックスタディ

このスタディでは、回転子がさまざまな静的位置を取ります(0~90度)。また、電流値の定義では、巻線体(巻線端パートを含む)が考慮されています。このスタディでは、このモーターのパフォーマンスをクイック評価できます。

サンプルへのアクセス

このサンプルに対応するすべてのファイルには、Altairコミュニティのナレッジベースでアクセスできます:

  • 手順ごとにサンプルを追っていく場合、対応するファイルはExample_name_StepByStep”フォルダーに収録されています。含まれているファイルは以下のとおりです:
    • Tutorialフォルダー: サンプルを手順ごとに説明したドキュメントが含まれています。
    • InitialFilesフォルダー: 手順を追ってサンプルを構築するために必要な*.slbデータベースとファイルが含まれています。
  • スクリプトを実行して、SimLabおよびFluxプロジェクトを回復する場合、対応するファイルはExample_name_PlayScripts”フォルダーに収録されています。含まれているファイルは以下のとおりです:
    • ScriptsTutorialフォルダー: 各解析を実行可能にするスクリプトファイルが含まれています。
    • Inputフォルダー: 最初の*.slbデータベースと、各解析スクリプトを実行するために必要なすべてのファイルが含まれています。
    • Outputフォルダー:空です(スクリプト実行後に取得した結果が含まれます)。