形状の自動簡素化
問題
ユーザーが、形状記述や物理特性記述で、Flux PEECシミュレーションで使用されないエンティティを作成している場合があります。たとえば、ポイントが他のエンティティに接続されていない場合や線分が直線に接して配置されている場合などです。
自動簡素化のツール
無用なエンティティを除去し、形状を削減すると同時に構造を広い視野で見ることができるように、Flux PEECには自動簡素化のツールが用意されています。
このツールを使用して次の作業ができます:
- どのエンティティにも接続していないポイントを除去する
- 直線の接線上に存在する各セグメントを結合する
形状記述と物理記述の際に、いつでもこのツールを使用できます。
他のポイントやラインの伝搬と押し出しによって作成したポイントとラインに対しては、この簡素化ツールを使用しても意味はありません。
Conductor by Assimilationメニューのツールバーでアイコンをクリックすると、自動簡素化のツールがアクティブになります。
簡素化の原理
形状のさまざまなタイプの不具合を対象としてFlux PEECに用意されている自動簡素化の原理を次の表に示します。
形状のタイプ | 簡素化の原理 |
---|---|
アイドルポイント |
ポイントP3とポイントP4の削除 |
直線に接しているセグメント |
ラインL1、L2、およびL3の結合による、ラインL2とL3の削除、およびポイントP2とP3の抑制 |