クエンチング解析の概要

クエンチング解析手順の簡単な概略を説明します。

Step 1:CAD形状のインポート
CAD形状は、ソリッドパート、またはプロファイルの断面の単なるサーフェスにすることができます。
Inspire Extrudeでは、ツール形状をインポートするのに、普及しているすべてのCADフォーマットをサポートしています。
Step 2:モデルの方向の設定
プロファイルがランアウトテーブル上のY=0.0に位置付けられるように、方向を設定します。これには向きツールを使用します。
Step 3:プロファイルソリッドの作成
インポートしたプロファイルソリッド / サーフェスをクリックすると、そのプロファイルソリッドが作成されます。プロファイルソリッドの長さは通常m単位で、これはユーザーデータとなります。
Step 4:クエンチングシステムの設計または読み込み

クエンチングシステムの設計

クエンチングインターフェースを使用して、液浸冷却、スプレー冷却、空気ノズル冷却、および換気扇冷却のクエンチングシステムを設計します。任意の個別のクエンチングシステムを作成するか、4つのタイプの冷却システムの組み合わせを作成します。

クエンチングシステムをデータベースから読み込みます。

利用可能なクエンチングシステムをデータベースから読み込みます。クエンチングシステムを保存し、再度読み込みます。
Step 5:材料の選択
ユーザーは加工対象物の材料と冷却材を選択する必要があります。
加工対象物の材料にTTP曲線がない場合、ソルバーではデフォルトのデータが想定されます。
Step 6:解析のためのサブミット
牽引速度、シミュレーション時間、およびメッシュサイズを指定し、解析のためにサブミットします。
Step 7:結果表示
結果が得られたら、Inspire ExtrudeまたはHyperViewでこれらをポスト処理できます。