Notes

Notesツールを使用して、画面上のラベルアイテムを作成し、メディアの時間やマーカー座標などの追加情報を記述することができます。

Notesは、動画または画像ファイルへの注釈付けに使用されるテキストボックスです。NotesツールはTemplex関数をサポートし、注釈内で計算やその他のデータ解析を行うことができます。

アクティブなセッション内の注釈がブラウザに表示されます。リストからの注釈の追加および削除に加えて、以下を実行できます:
  • 注釈アイコンを使用して、1つまたは複数の注釈を表示します。
  • リストの見出しをクリックすることで、Notesリスト内のアイテムをソートできます。
  • コンター、コンポーネント、手動の選択に基づいて、注釈の配置を調整したり、色を設定したりすることができます。
MediaリボンでNotesツールをクリックして開始します。
図 1. Notesツール
注: 注釈は空のウィンドウでは作成できないため、動画または画像を読み込む必要があります。

MediaInfo Note

MediaInfo Noteは、動画ファイルを読み込んだ後にデフォルトで表示される注釈タイプです。動画の現在の時間が含まれます。この注釈は変更したり、非表示にしたり、移動することも可能ですが、削除することはできません。

Notes内のTemplexステートメント

Notesには、HyperViewHyperGraphと同じように、Templexステートメントと、数学関数や文字列関数、演算子を含めることができます。Templexにより、注釈内で、外部ファイルからのテキストを追加したり、外部の関数を呼び出したり、変数を割り当てたり、数学演算を実行したりすることができます。

Templexステートメントの詳細とTemplexテンプレートの作成方法については、TemplexReferenceをご参照ください。

注: 数学関数や文字列関数、および演算子の詳細については、Math Referenceをご参照ください。
Notesテキストボックスの下には、注釈に含めることができるTemplex変数を表す6つのボタンがあります。例えば、注釈に{mediatime}、{frameindex}、{filename}という変数が含まれる場合、動画の現在の再生時間、現在のフレームインデックス、メディアファイルの名前が注釈に表示されます。この注釈は、ウィンドウ内の現在のアクティブなメディアを常に参照します。
{filename}
メディアファイルの名前を表示します。
{filepath}
メディアファイルのフルパスを表示します。
{mediatime}
動画内の現在のフレームのタイムスタンプを表示します。メディアタイムは、ページタイムに現在の動画のスケールとオフセットが適用された後に計算されます。
{frameindex}
ウィンドウ内のアクティブな動画の現在のフレーム番号が表示されます。
{pagetime}
ページ全体のアニメーションコントロールバーの絶対時間が表示されます。これはページのグローバル時間値で、同じページのMediaViewウィンドウ全体で一貫性が保たれます。
{amfnote}
AMF NoteはMedia Time値の特別な補足で、AMFフォーマットでの動画作成時に追加できます。動画フォーマットがAMF以外の場合や、AMF動画の作成中にAMF注釈として何も格納されなかった場合、AMF Noteは何も返しません。
注: 画像のグループを、各フレームにユーザー定義のタイムスタンプを持つ動画に変換する方法については、Altair Movie Formatをご参照ください。

注釈に含めることができるその他のTemplex変数は、以下のようにマーカーまたはメジャーから値を取得するものです:

マーカーベース
使用可能な出力値は、name、x、y、tです。
page1-window1にあるmarker1の場合、次のようなシンタックスになります:
{p1w1marker1.name}
{p1w1marker1.x}、yやtの場合も同様です。
nameタイプの出力は文字列ベースで、x、y、tは座標値や時間値のゼロベースのベクトルです。
メジャーベース
使用可能な出力値は、name、mag、dx、dy、x1、x2、y1、y2、tです。
page1-window1にあるmeasure1の場合、次のようなシンタックスになります:
{p1w1measure1.name}
{p1w1measure 1.dx}、その他の出力の場合も同様です。
nameタイプの出力は文字列ベースで、dx、dy、x1、x2、y1、y2、tはゼロベースのベクトルです。

ベクトルから特定の値を取得するには、通常のインデックス操作を使用できます。

例:p1w1measure1のdxベクトルの最初の値は、“p1w1measure1.dx[0]”で取得できます。