アセンブリツール

.csvファイルの定義からアセンブリ構造を作成します。

モデル / アセンブリブラウザまたはPartブラウザ(Moduleブラウザ)を使用して、PDMシステムに類似したアセンブリ構造(製品構造)を作成できます。どちらのツールも、以下に示す同じ.csvファイルフォーマットを使用して提供されます。このファイルをインポートすると、このツールによってデータベースに製品構造が自動的に作成されます。アセンブリツリーにコンポーネントをドラッグ&ドロップして、CADやPDMの製品構造と同じようにモデルを編成できます。


図 1. 製品構造定義の.csvファイルフォーマット
この.csvファイルをアセンブリまたはモジュールとしてインポートすると、Modelブラウザ(アセンブリcsv)またはPartブラウザ(モジュールcsv)に次の編成が得られます。


図 2. Modelブラウザに作成された製品構造

航空宇宙コンポーネントの編成

このツールを使用して、ソルバーのデータファイルからインポートしたモノリシックFEモデルを、適切なHyperWorksコンポーネントに分割します。これらのコンポーネントを手動でアセンブリ製品構造に移動して、実際に使用する航空宇宙モデルを作成します。モノリシックFEモデルを各コンポーネントに分割するうえで使用できる役に立つ方法が2つあります。1つは座標系を使用する方法で、もう1つはID範囲を使用する方法です。

座標系を使用する方法
シェルモデルとビームモデルは、局所座標系を使用して分割できます。


図 3. 単一コンポーネントモデル
  1. Assembly > Organize Aero Components Using Cord-Systemをクリックします。
  2. 編成する局所座標系と要素を選択します。空のコンポーネントを作成し、そこで座標系を使用してこれらの要素を分割する必要があります。これらの要素は(角度偏差のトレランスの範囲内で)座標系の方向に基づいて分離され、空のコンポーネントに移動します。


    図 4. 局所座標系の方向を使用してモデルがコンポーネントに分割される
ID範囲を使用する方法
航空宇宙業界のユーザーは、固有のコンポーネント群にID範囲を割り当てることが普通です。.csvファイルにあるこのような定義を使用して、その.csvファイルで定義されている名前のコンポーネントに、要素が自動的に分割されます。


図 5. コンポーネント名が定義された、ID範囲の.csvファイル


図 6. ID範囲に基づいて要素がコンポーネントに分割される