メモリ空間管理

メモリ管理オプションへのアクセス

メモリ管理オプションは、Supervisorオプション内にあります:

  • User”モード

  • Dynamic”モード

数値メモリと文字メモリの管理モード

数値メモリと文字メモリを管理するため、次の2つのモードがあります:
  • User(デフォルトモード): 静的メモリ管理

    Userがオンの場合は、いくつかの基準(モジュール、コンピューターの特性など)に従って、数値メモリと文字メモリの標準値がFluxによってデフォルトで割り当てられます。

    これらのデフォルト値は、マシンのバージョンアップや技術の進歩に合わせて変化します。

    当然ながら、ユーザーはメモリ空間テーブルを使用して、必要に応じてこれらの値を変更できます。

  • Dynamic: 動的メモリ管理

    Dynamicがオンの場合、数値メモリと文字メモリは、Fluxの実行中にFluxによって動的に管理されます。

    したがってこのモードでは、ユーザーは数値メモリと文字メモリを設定しません。

注: メモリ管理モードを選択したら、そのモードが4つのモジュール(Flux 2D、Flux Skew、Flux 3D、Flux PEEC)に自動的に適用されます。

2つのメモリ管理モードの利点と欠点を次の表に示します:

  ユーザー 動的
使いやすさ -

ユーザーは、Flux Supervisorでメモリサイズ(数値メモリと文字メモリ)を指定する必要があります。

予約されているメモリサイズが不十分なためにコマンドを実行できない場合は、Fluxを終了して、メモリ値を変更してから、Fluxを再び開始する必要があります。

+

ユーザーは、Fluxが適切に機能するために必要なメモリサイズ(数値メモリと文字メモリ)を指定する必要はありません

コマンドの実行中に、必要なメモリが動的に割り当てられます。

制約となるのは、マシンの性能のみです。

メモリの使用量 -

割り当てられたメモリ値は、Fluxの開始時にすべて予約されて、Fluxの実行が終了するまで保持されます(メモリ値が過度に割り当てられた場合でも同様です)。

+

Fluxソフトウェアで使用されるメモリ量は、時間tにおいてデータ保存とコマンド実行に必要なメモリ量です。

これは、Fluxソフトウェアの状況(保存データと現在のコマンド)に応じて時間と共に増減します。

-

動的メモリの作業プロセス(メモリの割り当て / 解放を伴う)は、パフォーマンスに若干の影響を与えます。

注: “Delaunay”メッシャー(デフォルトメッシャーではありません)は、動的メモリでは使用できません。

GUIメモリ

現在のところは、どのメモリ管理モード(UserまたはDynamic)を選択しても、GUIメモリは常に静的に管理され、デフォルト値は、Flux 2D、Flux Skew、Flux 3D、またはFlux PEECのモジュールに従って設定されます。

当然ながら、ユーザーはメモリ空間テーブルを使用して、必要に応じてこの値を変更できます。

システムメモリ

システムメモリは、ユーザーがUserメモリ管理モードを選択した場合にのみ表示されます。

システムメモリの値は自動的に計算されます。
注: ユーザーがシステムメモリの値を変更することはできません。