プロセス
概要
機械CADファイルからの形状のインポートでは、初期ファイルからの形状(フォーマットに固有)をFlux PEECプロジェクトのエンティティ(ポイント、ライン、フェイス、およびボリュームタイプ)に変換します。
その後ユーザーは、形状の構築プロセスを実行し、Flux PEECで使用可能なツールによりシミュレーションを行います(詳細については、“形状の構築”の章をご参照ください)。
課題
Flux PEECでは、次のような形状を構築する必要があることに留意してください:
- 不具合がない
- PEEC法のメッシュ条件に従っている
Flux PEECにおける形状の不具合は、ラインの交差、ポイントの重ね合わせなど、形状の構築でのエラーです。これらの不具合は、フェイスの構築やボリュームの構築など、形状の構築プロセスを妨害したり、ブロックすることもあります。
さらに、Flux PEECプロジェクトの形状は、PEEC法により課せられるメッシュ要件に従う必要があるため、ボリュームは導体(一方向または双方向)の影響を受けることができる必要があります。
一方で、不具合の修正操作をFlux PEECの標準作業コンテキストで行うことができる場合、特に形状がCADインポートからのものであれば、“CADフィーチャー除去のコンテキスト”と呼ばれる専用コンテキストでのボリュームの簡素化は非常に容易になります。
インポートプロセス
上記の不具合を考慮して、Flux PEECでのインポートプロセスには2つのステージがあります。これらを次の表に簡単に示し、以降のパラグラフで詳細に説明します。
ステージ | 説明 |
---|---|
1 | 変換 |
2 | フィーチャーの除去と変換 |