領域: 一般論
問題
実際のデバイスは、特定の物理特性(硬質磁気材料、軟質磁気材料、電流など)を有する特定数のコンポーネント(磁石、磁極、磁気コア、コイルなど)で構成されます。
複雑な形状のデバイスのコンポーネントは、複数のボリュームで記述できます。この場合、異なるボリュームを同じ領域にグループ化し、この領域に物理特性を割り当てる陽にする必要があります。
領域: 定義
領域は、同じ物理特性を持つ、同じタイプ(ポイント、ライン、フェイス、およびボリューム領域)の形状要素の集合です。
この定義には以下が含まれます:
- 形状エンティティの再グループ化の概念
- 物理特性の定義の概念
この2つの概念を以降の項で示します。
形状アプローチ
形状アプローチでは、ポイント、ライン、フェイス、ボリュームの4つのタイプの形状エンティティに対応する、4つの領域タイプに分けることができます。
これら4つのタイプの領域を下の表に示します。
領域 | 再グループ化するグループ |
---|---|
体積 | ボリューム |
フェイス | フェイス |
ライン | ライン |
ポイント | ポイント |
同じ物理特性を持つ |
物理的アプローチ
物理的アプローチでは、材料領域と非材料領域と呼ばれる2つのタイプの領域に分けることができます。
これら2つのタイプの領域を下の表に示します。
領域 | 用途 | 例 |
---|---|---|
材料 (材料あり) |
材料領域のモデル化 | 磁気パート、導電性パート、空隙など |
非材料 (材料なし) |
境界条件の適用 | フェイスと垂直に交差する磁界、ラインに印加される電位など |
領域での定義: アドバイス
以下の場合、検討対象デバイスの各コンポーネントに対して、領域を作成する必要があります:
- その物理特性が他のコンポーネントの特性と異なる場合(2Dでのコイルの巻き戻し側、45°の方向の磁石と60°の方向の磁石など)
- 特定量のポスト処理の計算を行う場合(コイルのインダクタンス、ブレードの力など)