2Dアプリケーションにおける材料領域

概要

領域は常に以下によって定義されます:

  • 形状アプローチ(形状エンティティの再グループ化)
  • 物理的アプローチ(物理特性の定義)

形状アプローチ

形状アプローチの場合、2D問題では、形状エンティティの3つのタイプ(フェイス、ライン、ポイント)に応じて3つのタイプの領域に分けることができます。

これら3つのタイプの領域を下の表に示します。

領域 領域を使用して記述される内容
フェイス ランダム形状のボリュームパート 主な要素
ライン

薄いパート

(小さな厚みのパート)

接触空隙、薄板、電流シートなど
ポイント

糸状パート

(小さな断面のパート)

バスバーなど

2Dスタディの場合:

  • すべてのフェイス(特定の場合を除く)はフェイス領域に属します。
  • いくつかのライン(および / またはポイント)のみがライン領域(および / またはポイント領域)に属します。

物理的アプローチ

材料領域は、材料媒体のモデル化に使用されます。材料領域は材料で構成される必要があります。材料媒体の物理特性は、その領域の材料の特性です。

領域 定義手段
形状的な定義 物理的な定義
フェイス フェイスのグループ タイプ、材料
ライン ラインのグループ

タイプ、材料

および厚み

ポイント ポイントのグループ

タイプ、材料

および断面

ライン領域の使用

メッシュ品質が不良なフェイスの形状(2Dドメインの場合)では、ライン領域を使用することをお勧めします。これは、他のフェイスと比べて、あるいは周囲のフェイスと比べて、寸法の小さいフェイスがある場合です。

このような場合、プロセスは次のようになります:

  • そのフェイスがライン(またはポイント)で置換されます。
  • ライン領域(またはポイント領域)が使用されます。