マルチフィジックス解析

概要

マルチフィジックスセッションには、解析プロセスの制御を可能にし、それによってマルチフィジックス連成シミュレーションに使用される2つのソフトウェアアイテム間のデータ交換を保証および調整可能にするいくつかのコマンドがあります。

コマンドの説明

マルチフィジックスセッションで使用可能な解析用の各コマンドの説明を下の表に示します:

コマンド 説明
Define next steps

シナリオの作成時に、ユーザーが、計算用のさまざまなステップを変更したり、指定するためのパラメータ(形状、物理、または過渡)を定義します。

マルチフィジックスセッションでは、ユーザーがステップを追加したり、シナリオで事前に定義されたステップを選択したりできます。

注: マルチフィジックスシナリオは、単一値のみで、複数値にはできません。
Activate the next step

シナリオのリストの次のステップをアクティブにします。

次の計算を実行できます。

Solve the current step 現在のステップを解析します。
Solve several steps

複数のステップを連続的に解析します。

このコマンドは、過渡アプリケーション専用です。

Get the status of the last processed step

最後に処理されたステップのステータスを取得します。

このコマンドは、通常、pythonコマンドで使用されます(メニューでは使用されません)。

Reset the current step

このコマンドの記述は、マルチフィジックスの使用タイプによって異なります:

  • 空間量: 節点別の値のチャートをリセットします。
  • パラメータE/S: 最後のステップの値に戻ります。= 現在のステップ(n-1)の削除 + ステップ(n)のアクティブ化
Initiate the current step 事前解析プロセス(メッシュなど)を実行できます。
Finalize the current step 事後解析(ユーザー / 事前定義のセンサーなど)を実行できます。
Delete the n last steps 最後に計算されたすべてのステップを削除します。

コマンドを使用するタイミング

コマンドは、プロジェクトのさまざまなステージで使用することも使用しないこともできます。

注:
  • «初期»: 解析するステップは存在しません。連続解析ステップが解析シナリオで定義されます。
  • «解析準備完了»: シナリオステップが定義され、最初のステップの解法を実行する準備が整います。
  • «解析後»: シナリオの1つまたは複数のステップがすでに解析を終えています。シナリオ内のすべてのステップが解析されていない場合は、次のステップの解析を実行する準備が整います。
  • «初期»次のステップ: 次のステップの初期状態に対応します。
  • は状態Xから状態Yに遷移できます。
  • : コマンドは使用できません。