PolyNURBSの編集

PolyNURBSオブジェクトの頂点、エッジ、およびフェイスを編集して、オブジェクトの形状を変更します。

PolyNURBSオブジェクトを編集するには、モデリングウィンドウでオブジェクトをダブルクリックするか、履歴ブラウザでPolyNURBS構造フィーチャーを右クリックして編集を選択します。

注: Inspireバージョン2021.1以降では、2021.1より古いバージョンで作成したPolyNURBSのブール履歴はサポート対象外です。PolyNURBSパートを編集すると、ブーリアンは消えます。

従来の.stmodファイルで作成したPolyNURBSを編集する場合は、それより以前のInspireバージョンで開いて編集する必要があります。または、Inspire 2021.1バージョン以降で開き、ブーリアン演算の結果としてオフ設定されたパートで設定を行い、再度ブール演算を適用すると、構造フィーチャーが作成されます。

頂点を編集する

PolyNURBSオブジェクトの頂点を移動または投影して、オブジェクトの形状を変更します。

PolyNURBSオブジェクトをダブルクリックし、編集モードに入ります。
頂点編集モードに入るには、次のいずれかの操作を実行します。
- 頂点選択を選択します。
- 選択フィルターを選択し、頂点を選択します。
ヒント:
選択フィルターでは、頂点、エッジ、またはフェイスを選択できます。選択を解除したり、選択タイプを切り替えたりするには、モデリングウィンドウ内の任意の場所をクリックします。

頂点を編集します。

動作	操作
ポイントの自由な移動	ポイントをドラッグします。
選択したポイントをエッジに沿って移動	ポイントを選択し、3つの矢印の１つをドラッグします。
選択したポイントを同一線上に配置	をクリックします。
選択したポイントをX、Y、またはZ軸に投影します。	をクリックします。

エッジを編集する

PolyNURBSオブジェクトのエッジを移動、延長、または短縮して、オブジェクトの形状を変更します。

PolyNURBSオブジェクトをダブルクリックし、編集モードに入ります。
エッジ編集モードに入るには、次のいずれかの操作を実行します。
- エッジ選択を選択します。
- 選択フィルターを選択し、エッジを選択します。
ヒント:
選択フィルターでは、頂点、エッジ、またはフェイスを選択できます。選択を解除したり、選択タイプを切り替えたりするには、モデリングウィンドウ内の任意の場所をクリックします。

エッジを編集します。

動作	操作	メモ
エッジの自由な移動	エッジをドラッグします。
平面での選択したエッジの移動	エッジを選択すると、その中心に矢印が表示されます。中心に表示された矢印をドラッグして、該当の平面の中でエッジを移動します。
選択したエッジの延長または短縮	エッジを選択すると、その両端に矢印が表示されます。片方の終点の矢印をドラッグして、エッジの長さを調整します。	Ctrlキーを押しながらドラッグして、エッジの両端で長さを面対称に調整します。

フェイスを編集する

PolyNURBSフェイスをドラッグ、スケール変更、回転、または投影して、PolyNURBSの形状を変更します。

PolyNURBSオブジェクトをダブルクリックし、編集モードに入ります。
フェイス編集モードに入るには、次のいずれかの操作を実行します。
- フェイス選択を選択します。
- 選択フィルターを選択し、フェイスを選択します。
ヒント:
選択フィルターでは、頂点、エッジ、またはフェイスを選択できます。選択を解除したり、選択タイプを切り替えたりするには、モデリングウィンドウ内の任意の場所をクリックします。

フェイスを編集します。

動作	操作	メモ
正確な距離だけフェイスをドラッグ	フェイスをドラッグします。	正確な距離だけフェイスをドラッグするには、マイクロダイアログでその距離を入力します。
選択したフェイスのプッシュ/プル	フェイスを選択すると、その中心に矢印が表示されます。中心に表示された矢印をドラッグすると、フェイスがドラッグされます。	新しいケージのフェイスを作成するには、Ctrlを押しながらドラッグします。
選択したフェイスのスケール変更	フェイスを選択すると、その角に平面が表示されます。角に表示された平面をドラッグすると、フェイスのスケールが変化します。	Ctrlキーを押しながらドラッグして、フェイスの中心ポイントを中心にスケールを調整します。 Ctrlキーを押しながらドラッグして、元の縦横比を維持しながら、フェイス中心を中心にスケールを調整します。
選択したフェイスをその中心を中心として回転	フェイスを選択して角またはエッジの上にマウスカーソルを移動すると、曲線矢印が表示されます。図 1. 角へのマウスカーソルの移動図 2. エッジへのマウスカーソルの移動曲線矢印をドラッグすると、フェイスがその中心を中心として回転します。
選択したフェイスの平面に沿ってエッジを移動	フェイスを選択してエッジの上にマウスカーソルを移動すると、直線矢印が表示されます。直線矢印をドラッグすると、フェイスの平面に沿ってエッジが移動します。	Ctrlを押しながらドラッグすると、元のフェイスの長さがその中心を対称として変化します。
選択したフェイスを点面に投影	をクリックします。
選択したフェイスをX軸、Y軸、またはZ軸に投影	をクリックします。

コンテキストメニューオプション

PolyNURBSパート内のボディをコピー&ペーストすることができます。

ボディをコピー&ペーストする

すべてのPolyNURBSパートには、それぞれに構造フィーチャーがありますが、PolyNURBSパートには、接続または切り離された複数のボディを含めることができます。PolyNURBSパートを右クリックすると、コンテキストメニューにボディをコピー&ペーストするために、次の3つのオプションが用意されています。

ボディのコピー: 選択したボディをコピーします。ボディは同じPolyNURBSパートに属している必要があります。
ボディのペースト: コピーしたPolyNURBSボディを現在のPolyNURBSパート内に貼り付けます。ボディは元のパートと同じ構造フィーチャーの一部として保存されます。
ボディを新規パートとしてペースト: コピーしたPolyNURBSボディを新規PolyNURBSパートにペーストする。ボディは、元のパートではなく、新規パートに関連付けられている構造フィーチャーに属します。

マイクロダイアログオプション

オプション	説明	メモ
	ツール移動を開いて、選択したポイント、エッジ、またはフェイスを移動します。
	選択したポイントを同一線上に配置します。	複数のポイントを選択している場合にのみ使用できます。
	平面化します。	このアイコンをクリックすると、選択したフェイスが点面上に投影されます。2つのエッジを選択している場合、このアイコンをクリックするとエッジが平行になります。
	選択したポイントまたはフェイスをX、Y、またはZ軸に投影します。	ポイントとフェイスでのみ使用できます。
	フリーエッジ間をつなげます。	PolyNURBSエッジの接続されている一連のセットを選択した場合にのみ使用できます。エッジをダブルクリックすると、接続されている一連のエッジをすばやく選択できます。

ビューコントロール

PolyNURBSの編集時には、さらに以下のビューコントロールを使用できます。

ビューコントロールの横に表示されるスライダーを使用して、基になる形状（STLまたは最適化結果）の透明度を変更できます。
をクリックすると、PolyNURBSのケージとブロックの表示を切り替えることができます。

キーボードショートカットとマウスコントロール

動作	操作	メモ
30度の許容範囲内にある隣接面をすべて選択エッジループを選択	ダブルクリック
スナップの一時的な無効化（PolyNURBSツール）セクションプレビューを変更し、フェイスに対して平行な表示ではなく基底のシェイプに沿って表示（ラップツール）	Alt
基底シェイプ（STLまたは最適化結果）の透明度の変更	Alt+マウスのスクロール
選択からの追加 / 削除フェイスのドラッグ時に新しいフェイスを作成特定のグラフィックマニピュレータをドラッグして、エッジまたはフェイスのスケールを面対称に調整	Ctrl
フェイス面マニピュレータをドラッグして、フェイスを均一にスケーリング	Ctrl+Shift
選択したポイント、エッジ、またはフェイスの削除エッジループの削除	削除(D)	ソリッドPolyNURBSのポイントかエッジを選択すると、ポイントやエッジが削除されソリッドが保持されます。ソリッドPolyNURBSのフェイスを選択すると、フェイスが削除されサーフェスが作成されます。
選択したポイント、エッジ、またはフェイスの削除	Delete + Shift	ソリッドPolyNURBSのポイントかエッジを選択すると、ポイントやエッジが削除されソリッドが保持されます。ソリッドPolyNURBSのフェイスを選択すると、フェイスが削除されサーフェスが作成されます。
コントロールケージを表示したままpolyNURBSを非表示	H
エッジ選択時にエッジループを作成フェイスの選択時にインセットを作成	Shift
ツールの終了	チェックマークを右クリックして、マウスで移動して終了するか、または右ダブルクリックします。