SS-T: 3040 静水圧

SimSolidで静水圧を作成します。

目的
SimSolidは、簡略化されていない形状を使用したパートとアセンブリに対して機能するメッシュレス構造解析を実行しますが、ジオメトリの不完全性に寛容で、数秒から数分で実行を完了します。このチュートリアルでは次の操作を実行します:
  • 静水圧荷重を作成する方法を学びます。
モデルの説明
このチュートリアルには以下のモデルファイルが必要です。
  • HydrostaticPressure.ssp
図 1.
このファイルには以下の指定があります。
  • すべてのパートの材料が鋼に設定されている。
  • ギャップと貫通のトレランスが3mmである標準結合。
  • 固着接触条件が自動的に作成される。

プロジェクトを開く

  1. 新しいSimSolidセッションを開始します。
  2. (Open Project)アイコンをクリックします。


    図 2.
  3. Open project fileダイアログで、HydrostaticPressure.sspを選択します。
  4. OKをクリックします。

構造線形解析の作成

  1. メインウィンドウのツールバーで(Structural analysis)をクリックします。
  2. Structural linearを選択します。


    図 3.
    ProjectツリーのDesign study 1に新しい解析が表示され、Analysisワークベンチが開きます。

拘束の適用

  1. ProjectツリーAnalysisワークベンチを開きます。
  2. ワークベンチツールバーで(Immovable support)アイコンをクリックします。


    図 4.
  3. 表示されたダイアログでFaceラジオボタンが選択されていることを確認します。
  4. 図 5にオレンジ色で表示されているフェイスをモデリングウィンドウで選択します。


    図 5.
  5. OKをクリックします。

静水圧の適用

  1. ProjectツリーStructural 1を選択します。
  2. Analysisワークベンチツールバーで(Hydrostatic pressure)を選択します。
    図 6.
  3. 図 7にオレンジ色で表示されているフェイスをモデリングウィンドウで選択します。


    図 7.
  4. 液体表面の座標を入力します。
    1. Coordinates of a point for liquid surfaceのXに0と入力します。
    2. Yに0と入力します。
    3. Zに60000と入力します。
    液体表面インジケーターがモデルに表示されます。
    ヒント: このインジケーターの中央にある球を使用して液体表面を配置することもできます。
  5. Depth directionを入力します。
    1. XとYに0と入力します。
    2. Zに-1と入力します。
      深さの方向を示す矢印が液体表面インジケーター上に表示されます。


      図 8.
  6. Liquid densityに1000と入力します。
  7. OKをクリックします。
    深さの方向に重力荷重を作成することを求める警告ダイアログが表示されます。


    図 9.
  8. OKをクリックします。
  9. 重力荷重を適用します。
    1. Gravity loadダイアログでXとYに0と入力します。
    2. Zに-1と入力します。
    注: 静水圧を適用する前に重力荷重を適用することもできます。重力荷重を先に適用した場合は、Hydrostatic pressureダイアログでDepth directionが自動的に設定されます。そのダイアログでDepth directionを編集することはできません。


    図 10.
  10. OKをクリックします。

解析の実行

  1. ProjectツリーAnalysisワークベンチを開きます。
  2. (Solve)をクリックします。

結果の表示

  1. Projectツリーで、Structural 1サブケースを選択します。
  2. Analysisワークベンチで、 > Displacement Magnitudeを選択します。
    Legendウィンドウが開いてコンタープロットが表示されます。


    図 11.