釣り合い状態の流体によって作用する圧力を定義します。
静水圧とは、釣り合い状態にある流体中の指定のポイントで、重力に起因して流体によって作用する圧力として定義した値です。静水圧は流体表面からの深さに比例して増加します。深さに伴って増加する流体の重量によって、上方から下方に力が作用するからです。
- ProjectツリーでAnalysisワークベンチを開きます。
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Analysisワークベンチツールバーで、(Hydrostatic pressure)アイコンをクリックします。
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モデリングウィンドウで、静水圧を適用するフェイスを選択します。
- オプション:
Add tangent facesチェックボックスを選択します。
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Coordinates of a point at liquid surfaceでX、Y、Zの各座標値を定義することで、流体表面の位置を指定します。
ヒント: モデリングウィンドウで静水圧荷重のグラフィック表現を使用して、この座標を指定することもできます。モデル周囲のボールをドラッグして目的の位置に配置します。
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Depth direction、X、Y、Zの各方向の値を入力します。
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液体の密度の単位と値を指定します。
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液体表面での圧力の単位と値を指定します。
- OKをクリックします。
Projectツリーに静水圧荷重が表示されます。この荷重を選択すると、モデルに荷重がグラフィック表示されます。
注: 重力の方向を定義済みであれば、深さの方向には、この既存の定義が使用されます。その場合は、表面の標高を指定できますが、その方向は変更できません。