Axes

ラベル、色、スケーリングなどの軸属性は、 Plotブラウザエンティティエディター、またはAxes右クリックコンテキストメニューを使用して編集することができます

以下のいずれかを選択して、Axisエンティティエディターを開きます:
  • 軸をダブルクリックします。
  • 軸が選択されている間に右クリックし、コンテキストメニューからEditを選択します。

エンティティエディターで使用可能なオプションは、その時点におけるプロットタイプによって異なります。

軸のタイプ

線グラフ
各XYプロットは、基本水平軸および基本垂直軸を有します。基本軸は、デフォルトの軸です。AxisコンテキストメニューからAddをクリックして、それぞれ32個までの横軸と縦軸を追加できます。コンテキストメニューオプションを使用し、軸を追加、切り取り、コピー、ペーストすることが可能です。また、ウィンドウ間での軸のコピー、ペーストも可能です。
棒グラフ(Bar Chart)
各棒グラフは、主(垂直)軸およびカテゴリー(水平)軸を有しています。基本軸は、デフォルトの軸です。線グラフのように、コンテキストメニューオプションを使って、5個までの縦軸を追加できます(トータルで6個が可能)。基本軸および追加の垂直軸は、コンテキストメニューオプションを使って、追加、切り取り、コピー、ペーストすることが可能です。また、ウィンドウ間での軸のコピー、ペーストも可能です。

ViewツールバーからFlip XYをクリックし、軸が反転した際の水平カテゴリーラベルを作成します。

図 1.


注: カテゴリー軸ラベルは名称変更が可能ですが、追加、削除、コピーまたはペーストすることはできません。Curvesパネルを使って、カテゴリーの名称を変更します。
Complex Plot
各複素プロットは、基本水平軸および基本垂直軸を有します。複素プロットの軸は名称変更が可能ですが、コピー、ペースト、削除、移動、表示をオフにすることはできません。
注: 基本軸は、コピー、ペースト、名称変更が可能ですが、削除または移動することはできません。

Attributes

軸の属性
個々の軸は、その表示のオンオフを切り替えることができます。軸の表示がオフとなっている際、その軸に関連するカーブの表示もオフとなります。軸の表示をオフにするには、Axis エンティティエディターからVisibilityの選択を解除します
テキスト
軸ラベルは、HyperGraphウィンドウ内の軸に沿って表示される1行の文字列です。エンティティエディターのText欄で新しい名称を入力すると、HyperGraph内で自動的に更新されます。
棒グラフのラベルは、横並びにされたタイプのグラフの棒と積み重ねられたタイプのグラフの棒の両方の上に表示することができます。
極プロットの場合、Label欄に新しい名称を入力すると、軸ラベルは自動的に更新されます。
r軸の場合、ラベルは円の中心と右側との間の"0"ラインの下に沿って表示されます。
theta軸の場合は、ラベルは円の外側の下に表示されます。
注: 軸ラベルの文字列を指定するインポートテンプレートを書くことができます。このテンプレートにより、Reportsパネルでプロットが構築された際、軸ラベルが自動的に含まれるようになります。
テンプレートのインポートの詳細については、インポートテンプレートをご参照ください。
Color
軸には、64色のうちの何れかを割り当てることができます。軸の色を瞬時に変更するには、Axis エンティティエディター、パレットから色を選びます。
極プロットの場合、r軸またはtheta軸タブを選んでパレットから色を選択すると、軸の色が即座に変更されます。
複数軸
複数の軸を追加すると、適切にスケーリングされた個々の軸にデータベクトルを割り当てることにより、同一プロット上で異なるスケールのカーブを容易に表示することができます。
注: 複素プロットと極プロットは、複数軸をサポートしません。

このトピックに関し、より重要な情報については、動的なカーブ名の項をご参照ください。

軸のスケーリング

軸は、線形スケール、対数スケール、dB10スケール、またはdB20スケールでの表示が可能です。

各軸を異なるスケールで表示することもできます。各軸に適切なスケールを選択するには、ラジオボタンを使用します。棒グラフの場合、カテゴリー(水平)軸はこの方法では表示できないことにご留意ください。複素プロットで使用できるスケールタイプは以下の通り:
軸タイプ
スケールタイプオプション
X軸
Linear
Logarithmic
Y軸
Phase
Linear
Magnitude
Linear, logarithmic, dB10, dB20
Real
Linear, logarithmic, dB10, dB20
Imaginary
Linear, logarithmic, dB10, dB20
r axis
選択された設定に合うよう、円状の軸ラインが表示されます。
MinとMaxを変更すると、 HyperGraphは新しい最大値と最小値に合うよう円状グリッドラインを更新します。レーダープロットでは、最小値が負になることがあります。
theta axis
Linearスケールが唯一の選択肢です。
theta軸の場合、HyperGraphは、theta = 0からtheta = 360まで、円周りの値の範囲を均等に配分します。最大値は最小値にオーバーラップするため、HyperGraphはそれを表示しません。レーダーカーブの場合、HyperGraphは最後の値を最初の値に繋げます。

カーブが構築される際、デフォルトによりそのカーブがウィンドウにフィットするよう、軸の最小および最大値が設定されます。異なるスケールタイプを選択すると、最小および最大値が自動的に変更されます。MinおよびMax欄内に新しい最小、最大値を設定することも可能です。軸の最小および最大値を変更すると、その軸に沿ってプロットがスケーリングされます。

ViewツールバーからFit Allを選択し、最小値と最大値をデフォルト値に戻してウィンドウを埋めるようにカーブを拡大縮小します。が選択された際に現在の軸の値を復元するには、LockドロップダウンメニューからAlwaysを選択します。

dB10軸スケールタイプ
カーブデータは式Data = 10.0 * log10(Original_Data)を用いてスケーリングされます。グラフ上にカーブが存在しない場合、デフォルトで、最小値は-30に、最大値は10となります。
dB20 axis scale type
カーブデータは式Data = 20.0 * log10(Original_Data)を用いてスケーリングされます。グラフ上にカーブが存在しない場合、デフォルトで、最小値は-60に、最大値は20となります。

LOCK

NeverAt Import、または Alwaysから選択します。
チェックしない
選択された軸は、軸に追加された新しいカーブまたは棒グラフにフィットするよう、自動的にスケーリングされます。
At Import
選択された軸は、現在割り当てられているカーブにフィットするようスケールされたままとなり、新規のカーブが読み込まれた際にフィットするようにはスケーリングされません。
常に
いかなる操作によっても軸はフィットされず、常にロックされます。

棒グラフの場合、LockNeverにセットされている場合、軸が新しい棒グラフにフィットするようスケーリングされることはありません。カテゴリー軸が選択され、LockがNeverにセットされている場合、HyperGraphウィンドウ内に表示したいカテゴリーを選択することができます。FromとToのカテゴリーを選択します。これらのカテゴリーは、HyperGraphウィンドウ内に表示されます。

Horizontal labelingは、X軸とY軸がフリップされた際(X軸が入れ替わって垂直軸となる)、カテゴリーのテキストを水平に回転させます。X軸とY軸をフリップするには、Viewツールバーからをクリックします。

棒グラフのラベルは、長い名前が重なり合ってしまうことを避けるために、斜め書きにできます。

軸目盛

Auto Format
軸の値の表示に最も良いフォーマットを決定し、小数点以下の数尾のゼロを切り捨て
Scientific
指数フォームで値を表現
Fixed Format
指定された小数点位置数を使用して、値を表現
注: 棒グラフの場合、カテゴリー(水平)軸は上記のフォーマットでは表示できません。

各軸上の目盛の数(または、軸が対数またはデシベルまたはdB10スケールの場合は、tics per decade=10毎の目盛の数)は、特定の数値またはインクリメントの何れかを入力することにより制御されます。

各テキスト欄に数値を入力するか、ボタンを使って、現在の値を変更します。
Tics per axis
目盛の数を追加するには、Tics per axisを選択します。
Tic Increment
特定の間隔で目盛を追加するには、Tic Incrementを選択します。
Grids per Tic
線形軸を使用している場合、Grids per Tic(または、軸が対数またはデシベルまたはdB10の場合は、Grids per decade)を使って、グラフ上のグリッドライン数を変更します。
固定小数点フォーマットおよび科学的記数法は共に、小数点の右の数を表示します。各フォーマットの精度は、Precisionテキスト欄に値を入力することにより、調整することができます。
重要: Auto formatについては、内蔵の“best look”アルゴリズムが値の表示に使用されます。このアルゴリズムでは多くの場合、精度の設定は守られません。

Precisionは、小数点の右側に表示される桁数を指定します。