Math

プロットにカーブおよび注釈を作るマクロを作成します。

プロットマクロには、カーブまたは注釈、或いは、注釈とカーブの両方が含まれます。プロットマクロは、2つのカーブの和、カーブのフィルタリング、フィルタリングおよびデータのカーブフィッティング等、頻繁に使用されるカーブ操作を保存、再生するために使用されます。また、よく使われるプロットの注釈にも使用されます。プロットマクロは、プログラム内で作成、修正されるか、或いは、プリファレンスファイル内に登録することにより自動的に読み込むことが可能です。

Mathパネルを使用してプロットマクロが追加されると、それらはセッションファイル内に保存されます。プロットマクロがプリファレンスファイルに追加されると、それらは、Mathパネルでは編集できず、セッションファイルにも保存されません。


図 1.

マクロリストとパラメータ

現在のセッション内のプロットマクロはすべて、マクロリスト内に挙げられます。

マクロは、Macroリストを使用して、カット、コピー、またはペーストすることができます。

選択されたマクロに関連したパラメータは、Parametersリスト内に表示されます。パラメータは、カーブ(curve)またはスカラー(scalar)のいずれかです。カーブパラメータは、コレクターとして表示されます。コレクターをクリックすると、プロットからカーブをグラフィカルに選択することができます。コレクター上をダブルクリックすると、Select Curveダイアログが表示されます。スカラーパラメータは、テキストボックスとして表示されます。パラメータは通常、セッション内からカーブを集めて数学関数の形で使用する際に必要となります。結果の計算には、Templex関数や外部関数を含む任意の数学関数の使用が可能です。

Edit Plot Macros

セッションへ新規プロットマクロを追加したり、既存のプロットマクロのカーブおよび注釈を編集したりします。

Plot MacrosパネルからAddまたはEditを選択すると、下に示すダイアログが表示されます。
パラメータ
プロットおよび注釈についてパラメータを追加
Curve
プロットマクロカーブを追加または編集
Note
プロットマクロ注釈を追加または編集。注釈は、マクロにより作成されたカーブ、ウィンドウ、ビュー、既存のカーブ、座標につけることができます。

Layout

Layoutの下では、結果カーブの配置を下記のオプションでコントロールすることができます。

Place new curves in original plots
元のプロットに結果カーブを挿入。作成されたカーブは、元のカーブの軸に関連付けられます。
Hide input curves
元のカーブは隠されるが削除はされません。
Macroリストからマクロを選択した際のHide input curvesチェックボックスのデフォルト状態を設定するには、Edit Plot MacroダイアログからオプションHide input curves by defaultを選択します。
Create new pages
結果カーブを新規ページに配置。Plot Macrosパネルからカーブを作成する際、作成されたカーブは選択されたカーブと同じ軸に関連付けされます。
Use current plot
すべての結果カーブを現在のプロットに配置。

プロットマクロを適用するには、Applyをクリックします。プロットマクロは、パラメータを使って、セッション内のカーブおよび注釈を生成します。

Undoは、プロットマクロの実行を取り消し、元に戻します。