Flux-Activate連成シミュレーション: Activateモデルの準備
準備
Activateでの手順:File > Preference > Pathの順に選択して、Fluxへのアクセスパスを設定します。たとえば、C:/Program Files/Altair/2020/flux/Flux/とします。
Activateでの手順:Palette browser > Activate > CoSimulationの順に選択してFluxブロックを選択します。
連成ブロックを設定し、目的のモデルの構築に必要な各種コンポーネントを設定します。
“Fluxとの連成”コンポーネント
新しいブロック“Flux”がActivateに用意されています。 の順に選択して使用できます:
- “Parameters”タブ
欄 | 説明 |
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Flux to Activate component filename | Fluxで作成された連成コンポーネント。 |
Multiplexed inputs/outputs | 入出力ベクトルモードまたはスカラーモードを選択できます。 |
Number of input ports | *.F2STAファイルに保存する入力パラメータの数。 |
Number of output ports | *.F2STAファイルに保存する出力パラメータの数。 |
- Flux Activationタブ
欄 | 説明 |
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External activation | ブロックで外部アクティブ化を受け取るか、アクティブ化を継承するかを定義します。“外部アクティブ化”を使用する場合は、ブロック(赤)にアクティブ化ポートが追加されます。“外部アクティブ化”を有効にすると、イベントの時点でのみFluxエンジンで計算が実行されます。たとえば、外部クロックで決まる固定速度で実行されます。このオプションを有効にすると、“Minimal variation (%) to run Flux computation”欄と“Maximum computation interval”欄が無効になります。 |
Extra Flux calls at Activate event instants | 通常のActivateでは、Activateソルバーのメッシュ時点でのみFluxブロックが呼び出されます。このチェックボックスをチェックすると、このメッシュ以外の時点でもFluxブロックが呼び出されます。たとえば、連成シミュレーション中の離散時間でのイベントで呼び出されます。このような時点で呼び出すことで、特にイベント時点で詳細な出力が得られます。 |
Minimal input variation (%) to run Flux computations | Fluxで計算を実行するうえで入力に必要な最小限の変化(%)。2回の計算ステップの間でFluxによる計算が実行されないように、計算のトリガーとなる入力パラメータの変化率(%)を定義できます。その間、出力は« Output extrapolation order »オプションに従って外挿されます。これにより、Fluxによる計算がシステム的に実行されないようにして、Activateの時間ステップをいくつか実行できます。 |
Maximum computation interval | “Maximum computation interval”にゼロ以外の値を指定すると、“Minimal input variation (%) to run Flux computations”にゼロ以外の値を指定した状態で入力値に変化がなくても、前回の計算から“Maximum computation interval”の時間が経過するとFluxエンジンで計算が強制的に実行されます。 |
Output extrapolation order | 出力の外挿次数を選択します(0: 外挿なし、1: 1次=線形外挿)。 |
Add one-step delay | アクティブにすると、ActivateによってFluxコンポーネントの出力に1ステップの遅延が追加されます。出力から入力へのフィードバックループがある場合、Fluxブロックに起因する代数ループの発生を防止するために,この遅延が必要になります。フィードバックループがない場合は、このオプションを使用しないでください。 注: システム上、出力の変数が入力の変数でもある場合に代数ループが発生します。
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- “Reporting”タブ
欄 | 説明 |
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Subsampling (Reduced result storage) | Fluxによる結果の保存先となるファイルの数を制限し、同時にハードディスク容量の使用量を削減します。また、ユーザーが結果をポスト処理できるステップの数も、この欄で指定した値のステップ数に対して1回に制限されます。この値には3以上を指定する必要があります。結果を保存するFluxファイルの数は、ここで指定した値に従って決まります。 |
Flux console display | Fluxコンソールを表示します。 |
Log file name | 連成シミュレーションの詳細情報が記述されたテキストファイルを作成できます。 |
欄 | 説明 |
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Current Flux version | 連成シミュレーションで呼び出されるFluxのバージョン。 |
Flux component version | 連成コンポーネントの生成に使用されたFluxのバージョン。 |
Solver | Fluxモデルのシミュレーションに使用されるソルバー。 |
Numerical memory | この欄では、連成シミュレーションの際に解析やメッシュなどでFluxが使用する数値メモリを定義できます。この設定は、Flux Supervisorでの設定よりも優先されます。詳細については次をご参照ください。 メモリ要件と管理 注: ユーザーが動的メモリで連成コンポーネントを生成している場合、連成シミュレーションではFluxも動的メモリで起動します(この場合は、このメモリ値が“0”に設定されます)。
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Character memory | この欄では、連成シミュレーションの際にパラメータ名や領域名などにFluxが使用する文字メモリを定義できます。この設定は、Flux Supervisorでの設定よりも優先されます。詳細については次をご参照ください。 メモリ要件と管理 注: ユーザーが動的メモリで連成コンポーネントを生成している場合、連成シミュレーションではFluxも動的メモリで起動します(この場合は、このメモリ値が“0”に設定されます)。
注: 連成シミュレーションではFluxのGUIメモリとシステムメモリは使用されないので、これらのメモリを定義する必要はありません。
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コアの数 | 連成シミュレーションでFluxが使用するコアの数。詳細については次をご参照ください。 システムのオプション |