材料のB(H)曲線: 概要

概要

定義したモデルに対応する材料の磁気特性(B(H)曲線)を可視化できます。

Fluxでは、この特性を新しいタイプのエンティティ2D curve (Material)で表現します。

B(H)曲線を可視化するには、New 2D curve (Material) B(H)コマンドを使用してB(H)曲線を作成する必要があります。

このコマンドは解析の前でも後でも使用できます。このコマンドがアクティブになるようにアプリケーションを定義する必要があります。

コマンドへのアクセス

次のようないくつかの方法で、New 2D curve (Material) B(H)コマンドにアクセスできます*:

  • Curveメニューで2D curve (Material)を選択します。
  • PhysicsメニューでMaterialを選択します。

*PhysicsMaterialノードまたはPost processing2D curve (Material)ノードによってデータツリーから開くコンテキストメニューを使用してNew 2D curve (Material) B(H)コマンドにアクセスすることもできます。

2D曲線(材料): 構造

2D曲線(材料)の構造は標準になっていて、材料モデルに依存しません。以下によって定義されます:

  • B(H)曲線の表示範囲を規定する、H(A/m)の最小値と最大値
  • B(H)曲線を可視化する温度(°C)(温度依存性を持つ材料を使用したモデルの場合のみ)

«Temperature»欄

この欄の温度に応じて次のような動作になります。

材料特性がTに依存 この欄はアクティブ

この欄に値を指定していない場合

4つの温度(0°C、20°C、50°C、100°C)がデフォルトで使用されます。

これらの各温度における4本のB(H)曲線が表示されます。

この欄に値を指定している場合

ユーザーが指定した各温度でのB(H)曲線が表示されます。

材料特性がTに依存しない この欄は非アクティブ この欄は考慮されません。

制限

Fluxのすべての曲線(2D、3D)同様、名前とコメントを除き、2D曲線(材料)は変更できません。