データ交換: マルチポイントサポート
交換のサポート
データ交換は、ドメインのポイントやメッシュの節点などのさまざまなサポートで実行できます。
2種類の交換サポートを下の表に示します。
| メッシュが同じ場合 | メッシュが異なる場合 | |
|---|---|---|
|
メッシュの節点でのデータ交換 |
ポイントのグループでのデータ交換 |
|
または |
メッシュの 各節点に、 別のメッシュに ある位置を 関連付け |
|
| 交換のサポート = 節点のグループ | 交換のサポート = 節点のグループ | |
マルチポイントサポート: 定義
マルチポイントサポートは、ソフトウェアアイテム間でデータを転送する際にFluxで使用するポイントのグループ(点のグループ)です。
マルチポイントサポートの使用例を次のブロックで示します。
例
2つの標準アプリケーション(Electric ConductionとSteady state Thermal)間で実行するFlux-Flux連成シミュレーションの例を取り上げます。
データ転送の対象とする領域(熱が発生する領域)のメッシュは、電気アプリケーションと熱アプリケーションとで異なっています(下の図をご参照ください)。
| 電気アプリケーション | 熱アプリケーション |
|---|---|
データを交換するには、2つのマルチポイントサポートが必要です。
データ交換に必要な2つのマルチポイントサポートを以下に示します。
| 方向1でのデータ転送 | |
|---|---|
|
(電気アプリケーションから熱アプリケーションへの電力密度の転送) マルチポイントサポートMP1を使用 MP1サポートは電気問題のFluxオブジェクト: ポイントのグループが熱節点に対応(電気問題から見た熱節点の座標) |
|
| 方向2でのデータ転送 | |
|---|---|
|
(熱アプリケーションから電気アプリケーションへの温度の転送) マルチポイントサポートMP2を使用 MP2サポートは熱問題のFluxオブジェクト: ポイントのグループが電気節点に対応(熱問題から見た電気節点の座標) |
|
補間
電力損失や温度などの量の転送では、メッシュの節点と一致しないポイントに対して補間が実行されます。