力の矢印を使用したポスト処理

概要

本項では、力または高調波を表す矢印の表示と、そのような矢印から実行できるポスト処理(アニメーション、瞬時値の表示、曲線の表示)を示します。これらのツールは、実行した計算の確認手段です。

これらのコマンドは以下を通して利用できます:
  • メニューGraphic > Arrows …または アイコン
  • メニューGraphic > Animationまたは アイコン

矢印の表示

次の矢印を表示できます:

  • 電流ステップの力(プロジェクトの左下で選択したステップ。このステップは計算間隔に収まっている必要があります)。
  • 力の連続成分の高調波(磁気過渡)
  • 位相に応じた指定ランクの力の高調波(磁気過渡)

次の有用な3つのオプションがあります:

  • Component to display:Resulting / Normal / Tangent
  • Type of force to display: forces at nodes / Global forces
  • 全体的な力は、サポートの独立したパート(モーターの歯やコイルなど)ごとに得られた力に相当します。この力は、サポートパートの重心に作用します。
  • Display anchor points: yes / no
  • このオプションを使用すると、矢印のアンカーポイントでの力に関する有用な情報を表示できます。したがって、“yes”を選択することをお勧めします(下記をご参照ください)。

矢印に関連付けた値と曲線

矢印のアンカーポイントでの力の瞬時値、そのポイントでの力の時間変化曲線、そのポイントでの高調波の周波数変化曲線を表示できます。

これらの情報を入手する手順を以下に示します:

  • アンカーポイント表示のオプションを“yes”に設定した状態で力または高調波の矢印を表示します。
  • 次のアイコンを選択します。

  • 目的のアンカーポイントの座標とそれに関連する力の値に関する情報を示すボックスを表示するには次のように選択します。

  • 矢印のアンカーポイントでの力の時間変化曲線または高調波の周波数変化曲線を表示するには次のように選択します。

アニメーションの作成:警告

以前に作成した矢印からアニメーションを生成できます。

次のような警告があります:

  • 選択した矢印に関連付けられた計算間隔にアニメーションが収まるように、その時間間隔を慎重に選択する必要があります。
  • 周波数ごとの高調波の矢印をアニメーションから操作することはできません。