概要

振動音響

空気で囲まれている動く金属パートからなる電磁デバイス(リニアアクチュエーターや電動機など)は、振動とノイズを生じさせやすくなります。

このノイズの計算では、そのデバイスの動きをもたらす電磁現象が考慮されます。

これらの振動とノイズは、そのデバイス自体にとってだけでなく環境にも問題となり得ます。したがって、振動音響パラメータを使用して感度を検証することで、概念フェーズからこのような現象を考慮する必要があります。

静的構造解析

一部のデバイスについては、磁力に起因する機械的制約を検証することが重要です。たとえば、変圧器では、ラプラス力によって巻線に対する機械的制約を表すことができます。デバイスの寸法取り時に、この点を考慮に入れます。

OptiStruct

OptiStructは、前述の2つの物理アプリケーションでシミュレーションを実行する機能を備えたAltairスイートソフトウェアです。

OptiStructは、HyperMeshソフトウェアインターフェースに統合されています。HyperMeshでは、前処理(形状とメッシュ)を実行できるほか、インターフェースを通じてOptiStructのシミュレーションも定義できます。

OptiStructへのエクスポートは、オプションと品質の点で非常に充実しています。

Fluxによる解析

音響ノイズを計算するための機能を提供するために、専用のコンテキストがFluxに組み込まれています。これにより、磁力ファイルのエクスポートにいたるまでのすべてのステージをカバーできます。エクスポートされた磁力ファイルは、Fluxで振動音響スタディや機械スタディのために使用されます。

このコンテキストを通じて、次の表に示す3タイプの計算を実行できます:

計算 計算サポート 計算方法 生成されたファイルのフォーマット 関連するソフトウェア
Fluxメッシュ上の表面磁力の計算 Fluxエンティティ エネルギーの導関数 - Maxwellテンソル(Fluxで使用される手法)

.FEM

.NAS

.UNV

.DAT

.FEM

.NAS

.UNV

.DAT

回転機械のインポートされたメッシュ上の表面磁力の計算 メカニカルメッシュ エアギャップ内の半径方向と接線方向の磁気圧力の計算

.FEM

.NAS

.BULK

.DAT

OptiStruct

Nastran Femap

Fluxメッシュ上のボリュームラプラス力の計算 Fluxエンティティ J^B

.FEM

.NAS

.DAT

OptiStruct