材料: 概要

材料

以下の方法で材料を取得できます:

  • Fluxプロジェクトで直接作成する
  • 材料データベース*からインポートする

*材料データベースに関する情報(データベースの場所とデータベースでの材料の管理)についてはMaterial Managerの章をご参照ください。

材料の特性と物理アプリケーション

材料はさまざまな物理特性を備えています。

各材料の特性は以下の値で記述できます:

  • 磁気特性B(H)とB(H,T)
  • 電気特性J(E)とJ(E,T)
  • 誘電特性D(E)
  • 熱伝導率k(T)
  • 比熱ρCP(T)

モデリングで有用となる物理特性は、現在の(アクティブな)物理アプリケーションによって異なります。材料の物理特性と物理アプリケーションとの“依存性”を以下の表に示します。

物理アプリケーション 物理特性
  B(H) J(E) D(E) k(T) ρCP(T)
           
Magneto Static あり        
Transient Magnetic あり あり      
Steady State AC Magnetic あり あり      
           
Electro Static     あり    
Electric Conduction   あり      
Steady State AC Electric   あり あり    
           
Steady Thermal       あり  
Transient Thermal       あり あり
           
Steady State AC Magnetic coupled with Transient Thermal あり あり   あり あり
Electric Conduction coupled with Transient Thermal(2D)   あり   あり あり
Steady State AC Electric coupled with Transient Thermal(2D)   あり あり あり あり
注: 磁気アプリケーションで材料を扱うにはB(H)特性が必須ですが、電気アプリケーションや熱アプリケーションでは不要です。他の5つの特性でも同様です。

モデル

物理特性向けに用意されているモデルについては材料: 基本の章をご参照ください。

モデルの対応関係

材料マネージャーに用意されているすべてのモデルと、Fluxに用意されているすべてのモデルとの間には互換性があります。

材料マネージャーでのモデル名とFluxでのモデル名との対応関係については各特性のモデルのリストをご参照ください。