等方性 / 異方性材料
概要
スタディの対象とする材料は等方性でも異方性でもかまいません。つまり、熱伝導率は次のようになります:
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適用した温度勾配の方向に依存しない熱伝導率(等方性材料)
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適用した温度勾配の方向に依存する熱伝導率(異方性材料)
以降の各項では、この2つのケースを取り上げます。
等方性材料
等方性材料の特徴は、適用した温度勾配の方向に依存しない熱伝導率にあります。
ベクトルと ベクトルは必ず同一線上にあります。
と との依存性は、
と記述できるスカラー関係です。
異方性材料
異方性材料の特徴は、適用した温度勾配の方向に依存する熱伝導率にあります。
ベクトルと ベクトルは同一線上にありません。
と との依存性は、
と記述できるベクトル関係です。
導電率kのテンソルは となります。
Fluxの場合
Fluxに用意されているモデルは簡素化したモデルです。
と とのベクトル依存性は と記述でき、
次の3つの曲線の形式で表現できます。
、、
導電率のテンソルは となります。