磁気特性B(H)を作成するためのツール: 解析モデル

概要

本項では、解析モデルのケースにおける磁気特性B(H)の作成について説明します。

主な内容は次のとおりです:

  • 外部データをインポートするためのツール
  • 解析モデルのケースにおいて磁気特性B(H)を作成するための操作モード

外部データのインポート: 注目点

特性B(H)の記述を容易にするため、ユーザーは外部データB(H)を読み込むことができます(コンストラクターに関するデータ、実験的な測定値など)。これらのデータはアプリケーションに保存され、曲線専用のゾーンに表示できます。

外部データは次の場合に有用です:

  • 解析モデルのパラメータ値の調整
  • 数値モデルのケースにおける曲線の構築(標準スプラインと平滑化スプライン)

インポートのタイプ

外部データのインポートには、次の表に示す2つのタイプがあります:

インポートタイプ 説明

ファイルによる

  • .txtファイル: テキストフィールドはタブで区切られます。
  • .CSVファイル: テキストフィールドはセミコロンで区切られます。
コピー / ペーストによる クリップボードから取得したデータを貼り付けます(Excelファイルにコピーされたデータなど)。

データのフォーマットは2列の値となります。従来の区切り文字のほとんどを使用できます(ポイント、コンマ、スペースなど)。

B(H)の作成 / 解析モデル

解析モデルで磁気特性B(H)を作成するには、次の動作モードに従います:

ステージ 動作
1

my_baseという材料ベースで

  • 目的の材料my_materを開きます。
2

B(H)タブで

  • Create magnetic propertiesをクリックします。

3

モデルゾーンで

  • 提示されているフィルタを使用して、モデルを選別します⇒
  • 目的のモデルを選択します。
4

モデルゾーンで

  • モデルパラメータの値を入力します(比透磁率、飽和磁化など)。
5

B(H)タブで

  • External dataをクリックします。

  • 値ペアB,Hを入力します。
6 グラフィックビューを使用して、必要に応じてモデルのパラメータを再調整します。