対称性： 概要

スタディドメインに付加される対称性

モデルデバイスに対称性を持つことができる特性がある場合、それらの対称性をスタディドメインに付加することができます。

該当する境界の境界条件は、物理モジュール内で課せられます。

対称軸：2Dドメイン

対称軸は、次のいずれかにすることができます：

• 主軸（OX、OY）に平行な軸（X、Y）
• スタディドメインの座標系の原点を通り、主軸OXとある角度をなしている傾斜軸

Symmetry axis OX軸に平行な軸（またはOX軸を通る軸） 座標yにおいてOY軸と交わる	対称軸 OX軸からの傾斜軸 OX軸とθzの角度をなす

対称面：3Dドメイン

対称面は、次のいずれかにすることができます：

• 主平面（XOY、YOZ、XOZ）に平行な平面
• いずれかの主軸（OX、OY、OZ）を通る傾斜面

対称面 XOY平面に平行な平面 座標zにおいてOZ軸と交わる	対称面 OX軸を中心にしてXOY平面をθxの角度だけ回転させることで得られる平面

対称性と無限ボックス

無限ボックスと対称性を組み合わせることができます。この場合、無限ボックスの形状（ポイントとライン）は、スタディドメインに付加される対称性に自動的に従います。

このルールを次の表に示します。

例：2Dドメイン

スタディドメインに対称性がない場合と対称性がある場合について、無限ボックス形状の例を以下に示します。

対称性なし	対称性あり
完全な円盤タイプの無限ボックス	対称化のための4分の1の円盤タイプ無限ボックスとXおよびY軸

例：3Dドメイン

スタディドメインに対称性がない場合と対称性がある場合について、無限ボックス形状の例を以下に示します。

対称性なし	対称性あり
完全な平行六面体タイプの無限ボックス	対称性を利用するための4分の1の平行六面体タイプ無限ボックスと、XY、YZ、ZX平面