OS-E:0700 3つのリングを使ったサブケース固有のモデル変更

この例題では、サブケース固有のモデル変更機能を取り上げます。このモデルでは、異なるサイズの3つのリングがあり、コンポーネントAが一番小さいリング、コンポーネントBが中央のリング、コンポーネントCが一番大きいリングです。



図 1. FEモデル

モデルファイル

必要なモデルファイルのダウンロードについては、モデルファイルへのアクセスを参照してください。

この例で使用されているモデルファイルには以下のものが含まれます:

3rings_modchg_lgdisp.fem

モデル概要

リングの色は:
  • 黄色

1つ目のサブケースでは、リングAとリングBの間の接触面のフィッティングがシミュレートされます。リングCは削除されます。

2つ目のサブケースでは、1つ目のサブケースの状態が引き継がれ、さらに、リングBから外側の層の要素群が削除されます。

3つ目のサブケースではリングCが追加され、リングBとリングCの間の接触を加えることで、3つのリングすべての間の接触をシミュレートします(このサブケースでは2つ目のサブケースからの状態が引き継がれます)。
FE Model
要素タイプ
CHEXA
線形材料プロパティは:
MAT1
ヤング率
30E6 MPA
ポアソン比
0.3

結果

接触の状態および接触圧について3つのサブケースすべての結果を図 2に示します。


図 2. 接触の状態および接触圧のコンター
表 1. 結果の一覧
  コンポーネント間の接触 削除 追加
Load Step 1 コンポーネントA-B コンポーネントC  
Load Step 2 なし コンポーネントBから外側の層の要素群  
Load Step 3 コンポーネントA-B-C   コンポーネントC