/DCOMP

最適化キーワード 複合材寸法最適化の製造性制約条件を定義します。

フォーマット

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/DCOMP/dcomp_ID
title
grpart_ID                  
CTYP=1:
CTYP LTMIN LTMAX grsh3n_ID grshel_ID LTEXC    
CTYP=2:
CTYP PTANGLE PTMIN PTMAX grsh3n_ID grshel_ID PTEXC
CTYP=3:
CTYP PPANGLE PPMIN PPMAX grsh3n_ID grshel_ID PPEXC
CTYP=4:
CTYP BANGLE1 BANGLE2        
CTYP=5:
CTYP CANGLE CTHICK        
CTYP=6:
CTYP PDANGLE PDTYP PDMAX grsh3n_ID grshel_ID PDEXC  

定義

フィールド 内容 SI単位の例
dcomp_ID 複合材寸法最適化の製造性制約条件識別子

(整数 > 0)

 
title タイトル

(文字、最大100文字)

 
grpart_ID 設計空間を定義するパートグループ識別子。

(0より大きい整数)

 
COMP 適用される複合材製造性制約条件を示します。製造性制約条件に関する情報が次に続くことを示します。COMPの値は、後続の複合材製造定義の合計数と等しくなります。  
CTYP 複合材製造タイプ定義フラグ。
= 1
積層板厚制約条件が適用されます。複数の積層板厚制約条件を指定することができます。
= 2
プライ板厚制約条件が適用されます。複数のプライ板厚制約条件を指定することができます。
= 3
プライ板厚パーセンテージ制約条件が適用されます。複数のプライ板厚パーセンテージ制約条件を指定することができます。
= 4
バランス制約条件が適用されます。複数のバランス制約条件を指定することができます。
= 5
一定板厚制約条件が適用されます。複数の一定板厚制約条件を指定することができます。
= 6
プライ減少制約条件が適用されます。複数のプライ減少制約条件を指定することができます。

(整数)

 
LTMIN 積層板厚制約条件(CTYP=1)の最小積層板厚。

(実数または空白)

 
LTMAX 積層板厚制約条件(CTYP=1)の最大積層板厚。

(実数または空白)

 
grsh3n_ID 3節点シェルグループの識別子

(整数 > 0)

 
grshel_ID 4節点シェルグループの識別子

(整数 > 0)

 
LTEXC 特定のプライが積層板厚制約条件(CTYP=1)から除外されることを示します。サポートされているオプションは次のとおりです。
= 0
プライは除外されません。
= 1(デフォルト)
コアが除外されます。
= 2
一定板厚制約条件(CTYP = 5)で定義されたプライが除外されます。
= 3
12が考慮されます。

(整数)

 
PTANGLE プライ板厚制約条件(CTYP=2)が適用されるプライ方向(単位は度)。

(実数)

 
PTMIN プライ板厚制約条件(CTYP=2)の最小板厚。

(実数または空白)

 
PTMAX プライ板厚制約条件(CTYP=2)の最大板厚。

(実数または空白)

 
PTEXC 特定のプライがプライ板厚制約条件(CTYP=2)から除外されることを示します。サポートされているオプションは次のとおりです。
= 0
プライは除外されません。
= 1(デフォルト)
コアが除外されます。
= 2
一定板厚制約条件(CTYP = 5)で定義されたプライが除外されます。
= 3
12が考慮されます。

(整数)

 
PPANGLE プライ板厚パーセンテージ制約条件(CTYP=3)が適用されるプライ方向(単位は度)。

(実数)

 
PPMIN プライ板厚パーセンテージ制約条件(CTYP=3)の最小パーセンテージ板厚。

(実数または空白)

 
PPMAX プライ板厚パーセンテージ制約条件(CTYP=3)の最大パーセンテージ板厚。

(実数または空白)

 
PPEXC 特定のプライがプライ板厚パーセンテージ制約条件(CTYP=3)から除外されることを示します。サポートされているオプションは次のとおりです。
= 0
プライは除外されません。
= 1(デフォルト)
コアが除外されます。
= 2
一定板厚制約条件(CTYP = 6)で定義されたプライが除外されます。
= 3
12が考慮されます。

(整数)

 
BANGLE1 バランス制約条件(CTYP=4)が適用される最初のプライ方向(単位は度)。

(実数)

 
BANGLE2 バランス制約条件(CTYP=4)が適用される2番目のプライ方向(単位は度)。

(実数)

 
CANGLE 一定板厚制約条件(CTYP=5)が適用されるプライ方向(単位は度)。

(実数)

 
CTHICK 一定板厚制約条件(CTYP=5)の一定プライ板厚。

(実数)

 
PDANGLE プライ減少制約条件(CTYP=6)が適用されるプライ方向(単位は度)。

(実数)

 
PDTYP 減少制約条件のタイプ。 1
= 2
TOTSLP
= 3
TOTDRP

(整数)

 
PDMAX プライ減少制約条件(CTYP=6)の最大許容減少量。

(実数)

 
PDEXC 特定のプライがプライ減少制約条件(CTYP=6)から除外されることを示します。サポートされているオプションは次のとおりです。
= 0
プライは除外されません。
= 1(デフォルト)
コアが除外されます。
= 2
一定板厚制約条件(CTYP = 5)で定義されたプライが除外されます。
= 3
12が考慮されます。

(整数)

 

#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
/DCOMP/1
dcomp example
# grpartID 
         1
#   CTYP=1               PPMIN               PPMAX 
         1                 0.2                 2.5
#   CTYP=5             BANGLE1             BANGLE2 
         5               -45.0                45.0
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|

コメント

  1. PDTYPで減少制約条件のタイプを選択するためのオプションは、プライのセットに対して下記のように定義されます。
    PDTYPオプションには以下のものがあります:
    • TOTSLP
    • TOTDRP

      dcomp_stacked_plies
      図 1.
    プライが図 1のように重ねられていると想定すると、定義は以下のとおりです:

    dcomp_plyslp
    図 2.

    dcomp_plydrp
    図 3.

    dcomp_totslp
    図 4.

    dcomp_totdrp
    図 5.