ブラウザのフィルタ

Mediaブラウザに特定のエンティティを表示するため、データのフィルタリングに使用できるツールが複数存在します。

検索文字列の入力

Mediaブラウザのビューボタンのすぐ下にある、Enter Search String...欄に検索基準を入力します。

この機能は、Media Windowsビュー以外のすべてのビューで使用可能です。

Mediaブラウザフィルタはスタティックです。検索欄に文字列を入力すると、次の場合にのみ、検索結果が更新されます。
  • Enterキーを押します。
  • 虫眼鏡アイコンをクリックします。
  • Properties TableのAdd as Filterオプションを使用します。

検索文字列のクリア

検索文字列をクリアするには複数の方法があります。

検索文字列欄は、下記の方法でクリアすることができます:
  • 検索文字列欄の右側にある“x”をクリックします。
  • 虫眼鏡が表示されている場合、これをクリックします。クリックすると“x”に変わります。“x”をクリックすると、この欄がクリアされます。
  • 検索文字列をハイライトして、キーボードのDeleteまたはBackspaceを押します。
検索文字列欄をクリアすると、ブラウザツリー全体が表示されます。

フィルタのシンタックス

プロパティキーワードは、Property Table内でコンテキストメニューのAdd as FilterまたはAdd as unevaluated Filterオプションを介して検索文字列欄へ入力できます。

この機能により、フィルタシンタックス内で二重引用符とエスケープシーケンスを正しく使用することができます。

プロパティのフィルタリングに使用するシンタックス

<keyword>:<value>
すべてのマーカーを赤色でフィルタリング:
markercolor:2

シンタックス内のコロン(:)の後にカーソルを置くと、カラーパレットが表示されます。パレット内で色を選択すると、それぞれのカラーコードが検索文字列内に挿入されます。

サポートされる論理演算子:ANDORNOT

注: デフォルトでこれらの演算子は大文字でなければなりません。フィルタリングに複数のキーワードが使用される場合は、ANDが挿入されます。
すべてのマーカーを赤色(2)かつ初期フレームインデックス0でフィルタリング:
markercolor:2 AND initialframeindex:0

括弧を使って、より複雑なフィルタ文字列を構築することが可能

すべてのカーブを赤色(2)または青色(4)のラインカラー、かつ初期フレームインデックス0でフィルタリング:
(markercolor:2 OR markercolor:4) AND initialframeindex:0

名前(ラベル)を空白でフィルタリングするには二重引用符が必要

以下に示すような完全なラベルを有するすべてのカーブについてフィルタをかける:
name: "C Pillar"

二重引用符や括弧などの特殊文字を含む名前(ラベル)についてフィルタリングするには、エスケープシーケンスが必要

二重引用符で囲まれた名前“Head”を持つマーカーをフィルタリング:
name:/""Head"/"

任意の文字数についてはワイルドカード“*”、厳密に1つの文字については“?”がサポートされる

フィルタ文字列の先頭または末尾にワイルドカードが追加されていない場合は、ワイルドカード"*"が両端に追加されたのと同様に扱われます。1端にワイルドカードが付加されている場合、もう1端がフィルタ文字列の先頭または末尾であるとして扱われます。

ラベル内にPillarという文字列を含むすべてのマーカーをフィルタリング:
name:"*Pillar*"
名前がMarkerで始まるすべてのマーカーをフィルタリング:
label:"Marker*"

Add as Filter

マーカーやメジャーなどに対して、プロパティにフィルタを適用して検索パラメータを定義するには、Properties Table内でプロパティを右クリックし、Add as filterを選択します。



図 1.

ブラウザの上部で、フィルタが検索欄に追加されます。複数のフィルタタイプを追加すると、ANDと共に検索欄に追加されます(下の図参照)。下の例では、VisibilityとMarker Colorが共にフィルタとして追加されています。



図 2.

Marker Colorの検索条件を変更したい場合は、検索欄でバックスペースを使って数値を消去すると、カラーパレットを含んだコンテキストメニューが表示されます。Marker Colorを選択すると、該当する数値が自動的に検索欄に追加されます。



図 3.

Selectionツールバー

Selectionツールバーは、Mediaブラウザの検索バーのすぐ下に配置されています。

この機能は、Media Windows以外のすべてのビューで使用可能です。以下のツールを使用して、ブラウザツリー内のさまざまなエンティティの表示状態を変更できます。
Select All
現在のセッションの同じ種類のすべてのエンティティを、複数ページおよびウィンドウにわたって選択できます。例えば、ブラウザでマーカーを選択し、Select allアイコンをクリックすると、現在のセッションのすべてのマーカーが選択されます。
Select None
選択を取り消します。ブラウザ内で選択されたままのエンティティがなくなります。Properties Tableは非表示になります。
Invert Selection
同じタイプのエンティティの選択が逆転します。例えば、1つのマーカーを選択した状態でInvert Selectionアイコンをクリックすると、先に選択された1つのマーカーを除くすべてのマーカーが選択されます。