フィールド名

Field namesドロップダウンメニューでは、Templex関数で使用されるべきフィールドを選択します。使用可能なオプションは、Attach toドロップダウンメニューで選択されている付加のタイプ、および適用されるポスト処理によって異なります。

各フィールド名には、Templex関数が割り当てられます。WindowおよびEntityの付加のタイプに関連したTemplex関数について以下に簡単に説明します。

数値を返すTemplex式の場合、フォーマットと精度はユーザーが制御できます。Insert Fieldをクリックする前に、希望する形式と精度の値を設定するだけで、適切な構文の式が注釈ボックスに挿入されます。
図 1.

Window

{window.modeltitle}
現在読み込まれているモデルのタイトル
{window.loadcase}
現在のサブケースのラベル
{window.simulationstep}
現在のシミュレーションステップのラベル
{window.modelfilename}
現在のモデルファイルのパスを表示
{window.shortmodelfilename}
現在のモデルファイル名のみ(パスはなし)を表示
{window.resultfilename}
現在の結果ファイルのパスを表示
{window.shortresultfilename}
現在の結果ファイル名のみ(パスはなし)を表示
{window.loadcasefilename}
現在の荷重ケースのフィールド名のパスを表示。このオプションは、1つのモデル上で複数の結果ファイルを読み込む際に役立ちます。
注: いくつかの結果ファイルから生成され得る合成荷重ケースの場合、関数はN/Aと示されます。
{window.shortloadcasefilename}
現在の荷重ケースのファイル名(パスはなし)を表示このオプションは、1つのモデル上で複数の結果ファイルを読み込む際に役立ちます。
注: いくつかの結果ファイルから生成され得る合成荷重ケースの場合、関数はN/Aと示されます。
{window.frame}
モデルの現在の結果フレーム番号を表示
Multiple Model info
{for (i = 0; i != numpts(window.modeltitlelist); ++i) }
{window.modelidlist[i]}: {window.modeltitlelist[i]}
{window.loadcaselist[i]} : {window.simulationsteplist[i]} : {window.framelist[i]}
ウィンドウ内に読み込まれているすべてのモデルの情報を表示します。この式のブロックは、forループ内にあります。
注:
  • ループ内の個々の式は、シンタックス内の現在のモデルに関連した情報の表示に使用される式に類似しており、末尾にlist[i]が付いています。例えば、モデルタイトルをリクエストするには、現在のモデル用の式は{window.modeltitle}であり、一方、すべてのモデルのタイトルをリクエストするための式は{window.modeltitlelist[i]}です。
  • {window.modelidlist[i]}は新しい式です。
  • 以前のバージョンでは、モデル情報のコンテンツが変更されており、そのため、結果ファイルの名称はデフォルトでは表示されません。これは、希望する場合は、forループ内に式{window.resultfilenamelist[i]}を追加することで修正できます。この修正は、セッションレベルで、もしくはプリファレンスファイル内でグローバルに行うことができます。
Active Model info
{window.modelid}: {window.modeltitle}
{window.loadcase} : {window.simulationstep} : {window.frame}
現在のモデルに関した重要な情報を表示します。

Entity

{entity.id}
注釈が付加されているエンティティのID
{entity.label}
注釈が付加されているエンティティのラベル。要素には“Element”、節点には“Node”、パート(コンポーネント)にはそのパートのラベルを返します。
{entity.pool}
エンティティが属するプールの名称
{entity.coords}
注釈が付加されているエンティティの全体座標値。パートおよび要素の場合、エンティティの重心座標値。
注: このフィールドのフォーマットと精度は変更が可能です。フォーマットや精度を変更したい場合は、注釈ボックスにフィールドを挿入する前に設定します。
{parent.id}
注釈が付加されているエンティティの親のID。例えば、パート(コンポーネント)は節点の親、アセンブリはパート(コンポーネント)の親。
{parent.label}
注釈が付加されているエンティティの親のラベル
{parent.pool}
注釈が付加されているエンティティの親のプール名
{entity.contour_val}
注釈が付加されているエンティティのコンター値
注: バージョン2019より、エンベロープサブケース / シミュレーショントレースプロットの場合、この関数は、サブケースまたはシミュレーション情報ではなく、基本となる数値を返すようになっています。

注釈内にサブケースまたはシミュレーション情報を表示するには、新しい関数entity.envelope_subcaseまたはentity.envelope_simulationを使用します。

以前のセッションファイルがバージョン2019で読み込まれる際は、新しい関数が使用されるよう自動的に更新されます。

注: このフィールドのフォーマットと精度は変更が可能です。フォーマットや精度を変更したい場合は、注釈ボックスにフィールドを挿入する前に設定します。MaxLayer、MinLayer、ExtremeLayerまたはTop/Bottomコンタープロットの場合、評価された式は数値ではなく文字列を返します。この場合、フォーマットや精度は使えません。
{entity.contour_max}
"part"(component)エンティティタイプについては、注釈が付加されているエンティティの最大コンター値に対応。

節点/要素について特に意味はなし。その節点/要素におけるコンター値と同じ。

注: このフィールドのフォーマットと精度は変更が可能です。フォーマットや精度を変更したい場合は、注釈ボックスにフィールドを挿入する前に設定します。
{entity.contour_min}
"part"(component)エンティティタイプについては、注釈が付加されているエンティティの最小コンター値に対応。

節点/要素について特に意味はなし。その節点/要素におけるコンター値と同じ。

注: このフィールドのフォーマットと精度は変更が可能です。フォーマットや精度を変更したい場合は、注釈ボックスにフィールドを挿入する前に設定します。
{contour.datatype}
現在コンター表示されているデータタイプの名称(例:変位)。
{contour.component}
現在コンター表示されているデータタイプの成分(例:大きさ)。
{contour.layer}
結果がコンター表示される層の名称を戻す(例: z1, z2, mid)
{contour.legend_min}
contourパネル内の静的レジェンドの現在の最小値
注: このフィールドのフォーマットと精度は変更が可能です。フォーマットや精度を変更したい場合は、注釈ボックスにフィールドを挿入する前に設定します。
{contour.legend_max}
contourパネル内の静的レジェンドの現在の最大値
注: このフィールドのフォーマットと精度は変更が可能です。フォーマットや精度を変更したい場合は、注釈ボックスにフィールドを挿入する前に設定します。
{contour.legend_localmin}
contourパネル内の動的レジェンドの現在の最小値
注: このフィールドのフォーマットと精度は変更が可能です。フォーマットや精度を変更したい場合は、注釈ボックスにフィールドを挿入する前に設定します。
{contour.legend_localmax}
contourパネル内の動的レジェンドの現在の最大値
注: このフィールドのフォーマットと精度は変更が可能です。フォーマットや精度を変更したい場合は、注釈ボックスにフィールドを挿入する前に設定します。
{entity.envelope_subcase}
値が属するサブケース。エンベロープ荷重ケーストレースプロットの場合にのみ適用。
{entity.envelope_simulation}
値が属するシミュレーション。エンベロープ荷重ケーストレースプロットの場合にのみ適用(サブケーストレースプロットを除く)。
注: モデルにテンソルプロットまたはベクトルプロットが適用されている際は常に、Templex関数内にコンターに代わってテンソルまたはベクトルを使用することがあります。例:{entity.tensor_val}, {entity.vector_val}, {tensor.datatype}, {vector.dataype}, など。