flexprep

弾性体H3Dファイルを作成して他のファイルフォーマットに変換します。

OptiStructを使用して弾性体H3Dファイルを作成します。

ADAMS MNFおよびNastran PCHから弾性体H3Dファイルを作成します。

弾性体H3DファイルをADAMS MTX、Altair H3D(mirrored)、ADAMS MNF、DADS FDF、およびnCode FESに変換します。

シンタックス

flexprep<source>.<bdf|nas|dat|fem|blk><target>.h3d <mode_type_option> <+interface_node_list> [upper_freq [HZ]] [-<units>] [-<stress>] -ospath:<DEFAULT|directory>

flexprep<source>.pch<target>.h3d [-<units>]

flexprep<source>.mnf <target>.h3d [invar_option] [-<NO_UNIT_CONV>]

flexprep <source>.h3d<target>.h3d [-<mirror option>]

flexprep<source>.h3d<target>.mtx [invar_option] [+node_list] [+mode_list] [-<units>] [-<mirror option>]

flexprep<source>.h3d<target>.mnfflexprep<source>.h3d<target>.fdf [+mode_list] [-<units>]

flexprep<source>.h3d<target>.<fes|asc>

オプション

Nastranバルクデータファイル > H3D
<mode_type_option>
モードタイプの計算方法を指定します。指定できるオプションは次のとおりです:
  • ‘CB’(Craig-Bampton法)
  • ‘CC’(CRAIG_CHANG)
  • ‘FR’(FREQUENCY - RESPONSE)
  • ‘FF’(FREE - FREE)

‘CBX’(Craig-Bampton)は、すべてのOptiStructデータが同じディレクトリに生成されていて、それらを処理したうえでH3Dファイルにまとめる必要がある場合に使用します。

<+interface_node_list>
一群の結合点。複数の異なる結合点を結合するには‘+’記号を使用し、範囲であることを示すには‘.’を使用します。
[upper_freq [HZ]]
Hzを指定すると、上限周波数であることを示します。それ以外の場合は、固有モードの数を示します。
[-<units>]
元のNastranモデルの単位を指定します。以下の単位のオプションをご参照ください。
[-<stress>]
指定すると、OptiStructによって応力情報が生成されます。
-ospath:<DEFAULT|directory>
OptiStructの場所を指定します。DEFAULTを指定すると、OptiStructの現在のインストール先が使用されます。
ディレクトリを指定すると、そのディレクトリにあるOptiStructのインストール先が使用されます。
Nastran Punchファイル >> H3D
[-<units>]
元のNastran Punchファイルの単位を指定します。以下の単位のオプションをご参照ください。
ADAMS MNF >> H3D
[invar_option]
MNFファイルからH3Dファイルに移動または生成する必要があるインバリアントオプションのリスト。この引数は、合計で9つのtrueとfalseで指定します。
[-<NO_UNIT_CONV>]
指定すると、MNFモデルの単位が保持されます。H3Dの単位には変換されません。
H3D >> H3D
[-<mirror_option>]
H3Dモデルを鏡映コピーするための対称面を指定します。指定できるオプションは次のとおりです:
  • MIRROR_XY
  • MIRROR_XZ
  • MIRROR_YZ
H3D >> ADAMS MTX
[invar_option]
H3DファイルからMTXファイルに移動または生成する必要があるインバリアントオプションのリスト。この引数は、合計で9つのtrueとfalseで指定します。
[+node_list]
一群の結合点。複数の異なる結合点を結合するには‘+’記号を使用し、範囲であることを示すには‘.’を使用します。
[+mode_list]
MTXファイルに追加するモードのリスト。複数の異なる結合点を結合するには‘+’記号を使用し、範囲であることを示すには‘.’を使用します。
[-<units>]
MBDソルバーの単位を指定します。以下の単位のオプションをご参照ください。
[-<mirror_option>]
H3Dモデルを鏡映コピーするための対称面を指定します。指定できるオプションは次のとおりです:
  • MIRROR_XY
  • MIRROR_XZ
  • MIRROR_YZ
H3D >> DADS fdf
[-<units>]
元のH3Dモデルの単位を指定します。以下の単位のオプションをご参照ください。

単位のオプション

質量の単位
GRAM、KILOGRAM、MEGAGRAM、POUND_MASS、SLUG、OUNCE_MASS、KPOUND_MASS
長さの単位
INCH、FOOT、MILE、MILLIMETER、CENTIMETER、METER、KILOMETER
力の単位
OUNCE_FORCE、POUND_FORCE、KPOUND_FORCE、DYNE、NEWTON、KILOGRAM_FORCE、KNEWTON
時間の単位
MILLISECOND、SECOND、MINUTE、HOUR

Translate xxx.pch with the optional units to yyy_flex.h3d.The default is KILOGRAM, MILLIMETER, NEWTON, and SECOND
flexprep xxx.pch yyy_flex.h3d -METER -KILOGRAM_FORCE
xxx.mnfyyy_flex.h3d(mnfファイルの単位を使用)に変換します。
flexprep xxx.mnf yyy_flex.h3d 
節点1と節点1001および7、8、9、11、12、13、14、15の各モードを選択してxxx_flex.h3dyyy.mtxに変換します。得られたmtxファイルの単位をオプションリストで指定できます(この例ではMETERを選択しています)。デフォルト値はKILOGRAM、MILLIMETER、NEWTON、およびSECONDです。一般的にモード1~6は剛体モードなので、有効なモード番号は7以降です。
flexprep xxx_flex.h3d yyy.mtx TTTTTTTTF +1+1001 +7:9+11:15 -METER
すべての節点とすべてのモード(剛体モードは自動的に除外されます)が変換対象となります。鏡映面として基本座標フレームのXZ面を使用し、鏡映されたパートをmtxファイルに変換します。
flexprep xxx_flex.h3d yyy.mtx TTTTTTTTF +INTERFACE_NODES +ALL -METER -MIRROR_XZ
鏡映面として基本座標フレームのXZ面を使用し、元のパートを鏡映したパートを作成します。
flexprep xxx_flex.h3d yyy_flex.h3d -MIRROR_XZ
H3Dファイルに結合点ブロックがある場合は(mnfファイルの結合点ブロックを読み取った場合やflexprep/OptiStruct解析からH3Dを取得した場合など)、それらの結合点が選択されるほか、結合点ではない節点(フォース伝達ではない節点やセンサー節点)も選択されます。 H3Dファイルに記録されている結合点が1と1001であるとすると、上記のコマンドでは1、1001、6、7、8、10の各節点が選択されます。
flexprep xxx_flex.h3d yyy.mtx TTTTTTTTF +I+6:8+10 +ALL -METER
節点1と1001を結合点として使用し、10個の固有モードを使用してCraig-Bamptonモードを計算します。モードセットを直交化し、結果のほか、要素の応力モードをyyy_flex.h3dファイルに書き込みます。
flexprep xxx.blk yyy_flex.h3d  CB  +1+1001 10 -STRESS 
節点1と1001を結合点として使用し、最大で1,000Hzまでの固有モードを使用してCraig-Bamptonモードを計算します。モードセットを直交化して、結果をyyy_flex.h3dファイルに書き込みます。
flexprep xxx.blk yyy_flex.h3d  CB  +1+1001 1000.0 HZ
上記のCBと同様ですが、以前の部分的なCB解析または完全なCB解析にある既存のOptiStruct結果ファイルを使用する点が異なります。
flexprep xxx.blk yyy_flex.h3d  CBX  +1+1001 1000.0 HZ
上記のCBと同様ですが、(手動で開始したOptiStruct解析では)femファイルのみを出力する点が異なります。H3Dファイルは生成されません。-PURGEオプションを指定すると、CB手順で使用されなかったOptiStruct出力ファイルが除外されます。
flexprep xxx.blk dummy.h3d  CB  +1+1001 1000.0 HZ -FEMONLY -PURGE
上記のCBと同様ですが、OptiStruct解析に指定されたfemファイルを使用する点が異なります。ファイルタイプは、-EIG、-FRE、-STA、または-SRAとすることができます。1つ以上のオプションを最大で4つ指定できます。
flexprep xxx.blk yyy_flex.h3d  CB  +1+1001 1000.0 HZ -EIG:zzz_eig.fem
Compute Free-Free eigen modes with frequency up to 1000 HZ.結果のほか、要素の応力モードがyyy_flex.h3dファイルに出力されます。
flexprep xxx.blk yyy_flex.h3d  FF  +1+1001 1000.0 HZ -STRESS 
節点1と1001を結合点として、10個のFree-Free固有モードおよび周波数応答アタッチメントモードを計算します。 従属モードと考えられるモードを検出して除去し、モードセットを直交化して結果をyyy_flex.h3dファイルに書き込みます。
flexprep xxx.blk yyy_flex.h3d  FR  +1+1001 10

コメント

flexprepでは、指定されたソースファイルとターゲットファイルの拡張子を確認し、適切な変換を判断します。