押し出しによる構築のオプション

構築オプション

ユーザー作業の簡素化と一定数の繰り返しタスクの半自動実行を目的として用意されている構築オプションがあります。

これらのオプションは、次の表に示すように2種類に分類できます。

オプション 実行できる処理
形状の構築
  • 接続要素の形式を定義する
  • 押し出しで作成する形状エンティティ(ポイント、ライン、フェイス、ボリューム)を定義する
メッシュの作成
  • 変換に関連する押し出しメッシュジェネレーターを作成する
  • 変換によって作成したエンティティに押し出しメッシュジェネレーターを割り当てる
重要: これらのオプションは、ラインとフェイスの押し出し向けにのみ用意されています。

接続要素の形状

多くの場合、適用する変換に応じた形状を持つ接続要素が望まれます。その形状とは、並進の場合は線分、回転の場合は円弧です。しかし、他のルールの適用が望ましい特別な状況も考えられます。

次の2つの押し出しタイプが用意されています:

  • 標準タイプ: 変換のタイプによって接続要素の形状が決まります(次の表をご参照ください)。
変換タイプ 接続要素
並進 線分
回転 円弧
アフィニティ 線分
らせん 円弧
  • 強制直線タイプ: 接続要素が強制的に直線になります。

押し出しの例

標準と強制直線の2タイプの押し出しとして、Pを中心とする30°の回転変換によるラインの押し出しを次に示します。

標準タイプ

(接続要素は円弧)

強制直線タイプ

(接続要素は線分)

形状構築のオプション

形状構築のオプションでは、押し出しで作成する形状エンティティ(ポイント、ライン、フェイス、ボリューム)を定義できます。

これらのオプションを次の表に示します。

動作 使用できるオプション
Add points, lines Add points, lines, faces
Extrude Lines
Add points, lines Add points, lines, faces, volumes
Extrude Faces

メッシュ作成オプション

フェイスまたはボリュームの作成と同時に、メッシュ作成では次の処理ができます:

  • 押し出しで使用する変換に関連する押し出しメッシュジェネレーターを自動的に作成する
  • この押し出しメッシュジェネレーターを、作成したフェイスまたはボリュームに割り当てる
重要: このメッシュ作成オプションは、メッシュ化プロセスを簡素化しますが(メッシュジェネレーターが自動的に作成され、割り当てられます)、メッシュの調整とメッシュ化そのものの操作に代わるものではありません。

このオプションを次の表に示します。

動作 使用できるオプション メッシュジェネレーターの名前(自動割り当て)
  作成するジェネレーター 割り当てるジェネレーター  
Extrude Lines 変換に関連する押し出しメッシュジェネレーター 作成したフェイスに対するメッシュジェネレーター

EXTRUSIVE_NAMETRANSF

Extrude Faces 変換に関連する押し出しメッシュジェネレーター 作成したボリュームに対するメッシュジェネレーター

NAMETRANSFは変換の名前です。

押し出しメッシュジェネレーターの詳細については、メッシュ: ソフトウェアアスペクトの章をご参照ください。