解析条件の記述
連成の原理: 留意事項
連成の原理については§連成の原理でも説明しています。実際、温度チャートが安定状態に達するまで、熱計算とそれに続く定常状態AC磁力の計算との連成が時間ステップごとに実行されます。この熱更新の反復プロセスを実行するには、以下の情報を入力する必要があります:
- 時間t0における初期温度チャートに関する情報
- 局所連成反復プロセスの制御に関する情報(停止基準)
初期温度のチャート
初期温度のチャートに関して、2Dソルバーと3Dソルバーに用意されているオプションの説明が熱アプリケーション: 基本の章にあります。
反復プロセスの制御
熱更新の反復プロセスの制御として次の2つの停止基準があります:
-
温度チャートの安定による停止基準:
この基準では、更新プロセスの精度を次のように定義します。
ここで、Tは温度、jは節点数
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反復の最大回数による停止基準:
この基準では、反復の最大回数を設定します。熱更新プロセスが収束しない場合に解析プロセスを停止できます。