形状記述およびスタディドメインの境界

スタディドメインの境界

スタディドメインは、一般的に物理的用途によって異なります。

実際には次のとおりです:

  • Steady State AC Magneticアプリケーションでは、スタディドメインが無限まで広がっています。
  • Transient Thermalアプリケーションでは、デバイスの加熱されるコンポーネントにスタディドメインが制限されます。

境界条件

各スタディドメインの境界に対する境界条件は次のとおりです:

  • Steady State AC Magneticアプリケーションでは、無限ボックスを使用していれば、外部境界に対する境界条件が自動的に適用されます。
  • Transient Thermalアプリケーションでは、周囲媒質との熱交換をモデル化できるようにする領域を使用して、熱スタディドメインの境界に境界条件が適用されます。

ここでは鋼片を誘導加熱するデバイスを取り上げます。

以下の図に示すこのデバイスは、2Dチュートリアル“誘導加熱”で扱ったものです。§2Dの例: 誘導加熱のチュートリアルの章をご参照ください。

各アプリケーションのスタディドメインを下の表に示します。

磁気アプリケーションのスタディドメイン

熱アプリケーションのスタディドメイン

すべての領域がアクティブです* 薄い灰色の領域は非アクティブです**
注: *領域に対して、解を求める方程式が問題で考慮されていれば、その領域はアクティブとされます。
注: **領域に対して、解を求める方程式が問題で考慮されていなければ、その領域は非アクティブとされます。