例: ファイルからのポイントの作成
目的
ここでの目的は、簡単な例でマクロの記述方法と使用方法を示すことです。このマクロによって、ポイントの作成時にその座標を入力する反復作業が容易になります。
例の説明
Polypoint3Dマクロは、テキストファイルに保存された一連の座標から3Dポイントを自動的に作成するように設計されています。座標を収めたファイルの名前およびポイントを定義するための座標系は、マクロの実行中にユーザーが選択します。
プロセス
このプロセスには以下の段階があります:
段階 | 説明 | コンテキスト |
---|---|---|
1* | PyFlux言語を使用して*.pyファイルにマクロの定義を書き込み | テキストエディター |
2 | テキストファイルにポイントの座標を書き込み | テキストエディター |
3 | Fluxプロジェクトにマクロを読み込み | Flux |
4 | マクロを実行 | Flux |
段階1
PyFlux言語でマクロを定義するには:
ステップ | 動作 |
---|---|
1 | 実行可能なFluxプログラムのヘッダーを入力します。 |
2 | マクロの入力パラメータを記述します。 |
3 | PyFlux言語でPolypoint3Dパラメータ化関数を定義します。 |
4 | Polypoint3D.pyを名前としてマクロのファイルをPolypoint3D.PFMディレクトリに保存します。 |
段階1: ファイルの説明
マクロPolypoint3D.pyのファイルを以下に示します。
要素 | 関数 |
---|---|
|
実行可能プログラムの指定 |
|
キーワード@paramを使用したパラメータ文 |
|
パラメータ名: filename、coordSys |
|
PyFluxタイプ:File、CoordSys |
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最小基数と最大基数 |
|
デフォルト値 points.txt キーワード None |
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パラメータのラベル |
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2つのパラメータを取るPolypoint3D関数の定義 (ファイル名と座標系を定義するパラメータ) |
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filenameファイルのデータを値として取る変数fの作成 |
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ファイル行について繰り返すforループの実行 |
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各ファイル行の文字列のリストを値として取る変数coordsの作成 |
|
次の特性を持つポイントの作成:
|
ステージ2
テキストファイルにポイントの座標を保存するには:
- 表形式でデータを入力します。
- point.txtを名前としてファイルを保存します。
段階2: ファイルの説明
point.txtファイルを以下に示します。
ステージ3
マクロを読み込むには:
-
Loadをクリックします。
でまたはマクロのコンテキストメニューで同じコマンドをクリックします。
段階4
マクロを実行するには:
- マクロのコンテキストメニューでRunをクリックします。
- Polypoint3Dダイアログボックスで該当の欄に値を入力します。
段階4: 最終結果
Polypoint3Dマクロを実行すると、Fluxプロジェクトに次の8つのポイントが追加されます。
(0, 0, 0)、(3, 0, 0)、(3, 2, 0)、(2, 2, 0)、(2, 1, 0)、(1, 1, 0)、(1, 2, 0)、(0, 2, 0)