OptiStructへのデータエクスポート

このエクスポートを使用すると、OptiStructにデータを転送できます。次の6種類のエクスポートが用意されています:
  • 時間-力のエクスポート: 節点における力の時間変化を収めた.femファイルが生成されます。実数ベクトルデータコレクション、過渡、およびマルチステップにのみ、このエクスポートとの互換性があります。次の情報を指定する必要があります:
    • エクスポートの時間間隔。エクスポートするデータコレクションに選択した時間間隔の中にデータがないステップがあるとエラーメッセージが表示されます。
  • 高調波-力のエクスポート: 節点における力の周波数による変化を収めた.femファイルが生成されます。FFTから派生したタイプのコレクションにのみ、このエクスポートとの互換性があります。次の情報を指定する必要があります:
    • エクスポートする高調波(すべての高調波、高調波の間隔、または高調波のリスト)。
  • 静的力のエクスポート: 現在のステップにおける節点での力を収めた.femファイルが生成されます。実数ベクトルデータコレクションにのみ、このエクスポートとの互換性があります。
    注: このエクスポートでは、“Write vectors in compact mode”オプションをオンにすると、OptiStructによる計算を高速化するために、エクスポートするデータが圧縮されます。その結果、OptiStructにインポートすると、得られた力の値のみが表示され、その成分は表示されません。
  • 静的熱体積密度のエクスポート: 体積要素での静的熱源を収めた.femファイルが生成されます。実数スカラーデータコレクションにのみ、このエクスポートとの互換性があります。
  • 時間-熱体積密度のエクスポート: 要素での熱体積密度の時間変化を収めた.femファイルが生成されます。実数スカラーデータコレクション、過渡、およびマルチステップにのみ、このエクスポートとの互換性があります。次の情報を指定する必要があります:
    • エクスポートの時間間隔。エクスポートするデータコレクションに選択した時間間隔の中にデータがないステップがあるとエラーメッセージが表示されます。
  • 静的温度のエクスポート: 節点での静的温度を収めた.femファイルが生成されます。実数スカラーデータコレクションにのみ、このエクスポートとの互換性があります。
エクスポートするデータのタイプに関係なく、以下によってOptiStructへのエクスポートを定義する必要があります:
  • ファイル名
  • エクスポートするファイルにサポートメッシュを定義できるかどうかの指定
  • 力の定義のタイプ(節点での力またはサポート全体に対する全体力)

全体力のエクスポートの動作については、こちらをご参照ください。

また、作成ボックスのAdvancedタブで以下のオプションを指定できます:
  • メインLOAD(またはDLOAD)カードのID
  • HyperMeshの座標系のID(デフォルト:XYZ)
  • ファイルの先頭と末尾へのBEGIN BULKとENDDATAの追加