形状とメッシュ / 圧縮性空気領域あり
概要
ここでは、圧縮性空気領域内の移動パートの回転または並進運動について説明します。
使用される技法
使用される技法は、異なるパートを分離して、圧縮性パートのみをリメッシュし、固定パートと移動パートはリメッシュしないというものです。
この技法について、以下で詳述します。
分離サーフェス
分離サーフェスは、以下に属しているボリュームの間に位置するサーフェスです:
- 固定メカニカルセットと圧縮性領域
- 移動メカニカルセットと圧縮性領域
オブジェクトの分離
移動および固定パートとは別に空気の圧縮性領域をリメッシュするために、形状オブジェクト(ポイント、ライン、フェイス)とメッシュオブジェクト(節点、ライン要素、サーフェス要素)が、分離サーフェスのレベルで分離されます。
形状とメッシングの観点からは、これらのメカニカルセットは完全に独立したものになります。
この状況では、分離サーフェスのレベルで不整合メッシュが許可されます。
“メッシュ結合”技法
分離サーフェスの両側における“メッシュ結合”の技法は、サーフェス要素の節点値を補間するというものです。
片側に位置しているサーフェス要素の各節点の値は、反対側にある隣接サーフェス要素の節点値の1次関数として表されます。状態変数の連続性を確保するため、このように表されます。