電気回路図の各種構成要素
概要
電気回路図は電気回路のグラフィック表現です。
電気回路図には、次のような各種の構成要素があります:
- コンポーネント
- ワイヤまたは接続
- 接合部または接続ポイント
電位(または等電位)
Components
コンポーネントは、コンポーネントライブラリで選択します。
グラフィックの観点から、コンポーネントは次の記号で表現されます。
Voltage/current sources | 電流源 | 電圧源 | ||||
Components of field-circuit coupling | コイル導体 | ソリッド導体 | Nピンソリッド導体 | |||
R, L, C components | Resistor | Inductor | Capacitor | |||
Switch and Diode | 開閉器 | ダイオード | ||||
Rotating machine components | ブラシセグメント | かご形 | ||||
Masse |
接続
接続は電気配線を表現します。
グラフィックな観点から見た接続とは、その開始点から到達点に至る線分の連続とその方向の変化です。
この開始点と到達点として可能な位置は次のとおりです:
- コンポーネントの端子
- 接続の端点
- 接続方向の角度が変化する箇所
- 接続ポイント
接続ポイント
接続ポイントは、ワイヤと電気的接触との交差部です。
グラフィック表現では、接続ポイントは大きい点で表されます。
電位
グラフィックな観点から見た電位とは、同一の電位を持つ要素の再グループ化です(接続の集合と接続ポイントの集合)。
一般的に電位と呼ばれる量を定義しているわけではありません。
例: 電気回路図
簡単な電気回路の例を次に挙げます。
この回路の各コンポーネントは、下図のように電気回路図面上で表現できます。
例: コンポーネントツリーの表示
上記の回路例を取り上げます。
この回路の各コンポーネントは、該当のコンポーネントツリーに相当する表示ゾーンに一覧表示されます(下図)。
このコンポーネントツリーは次の要素で構成されています:
- コンポーネントのリスト
- コイル導体B1
- 抵抗器R1
- ソリッド導体M1
- 電圧源V1
- 電位のリスト
- 3つの等電位エンティティ(P1、P2、P3)
- Z1接地点