XCIRファイルまたはPYファイルへの電気回路のエクスポート

概要

電気回路のコンテキスト専用のエディターには、作業進行中の回路を次の特定のフォーマットでエクスポートして記録する機能が用意されています。

フォーマット XmlCir
拡張子 *.XCIR
説明 推奨の標準フォーマット
メニュー
  • 標準コンテキストでは、Physics > Circuit > Export circuit to file xcirを選択します

または

  • 電気回路のエディター専用コンテキストでは、Circuit > Export circuit to file xcirを選択します
アイコン

XCIR電気回路エクスポートのユーティリティ

このエクスポート機能では、たとえば、XCIRフォーマットの回路をインポートするコマンドを使用して電気回路を別のプロジェクトで再利用できます。

このXMLフォーマットには次の利点があります:

  • PyFluxフォーマットと異なり、ファイルサイズに制限がないので、回路の自動保存に使用できます。
  • インポート先のアプリケーションと互換性のある回路コンポーネントのみをインポートできるようにするための情報が保存されています。
  • 回路と有限要素との連成に関する情報が保存されています。したがって、インポート先のプロジェクトの物理記述と形状記述がインポート元のプロジェクトと同じであれば、回路のインポートの際に、回路と有限要素との関連付けのインポートを考慮できます。これはインポートオプションの1つです。
  • すべての電気回路情報が保存されています(グラフィック情報および必要に応じて各コンポーネントの特性)。
  • コンポーネントのモデルにアプリケーションによる相違がある場合に、モデルをアプリケーションに適合できるようにするための情報が保存されています。

Pyfluxフォーマットの制限事項

PyFluxファイル(PyFluxファイルのみで作業する上級ユーザー向けフォーマット)に回路をエクスポートできます。

実行時のPyFluxファイルで使用できる文字数には制限があります。

グラフィック情報を収めた比較的大きい回路はこの制限を超過しやすいので、circuit.pyファイルを実行できないことがあります。

回路の各pythonコマンドにFlux3D_log.pyのコマンドやFlux2D_log.pyのコマンドがない理由はこの点にあります。これによって、ファイルサイズが大きくならないようにしています。

この問題に対する唯一の解決策は、circuit.pyファイルを複数のファイルcircuit1.pycircuit2.pycircuitn.pyに分割し、それらを1つずつ実行して最初にエクスポートした電気回路を復元することです。