Steady State AC Magnetic: 一般的な事例
一般的な事例
Transient Magneticアプリケーションの場合と同様に、構成面から次の2種類の問題に該当する2つの一般的な事例を取り上げます:
- 磁気問題
- 導電問題
この2つの一般的な事例について以降のブロックで説明します。Transient Magneticアプリケーションとの重要な相違点は磁石が存在しないことです。
一般的な事例(1)
Steady State AC Magneticアプリケーションとして扱われる問題の一般的な事例のひとつを下図に示します。これは、外部電気回路と連成していない事例です。
空気または真空 | ||
磁性媒質(非導電性) |
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EC*が無視できる導電性媒質(非磁性) |
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EC*が発生する可能性がある導電性媒質(磁性であるかどうかは無関係) |
受動導体: 定義(留意事項)
上記の一般的な事例(1)で、“受動”とされる導電性媒質
()は、電流が誘導されるタイプの媒質です。この媒質は、誘導によってのみ“電源の供給を受ける”導体と呼ぶこともできます。
一般的な事例(2)
Steady State AC Magneticアプリケーションとして扱われる問題の一般的な別の事例を下図に示します。これは外部回路と連成している事例です。
空気または真空 | ||
磁性媒質(非導電性) |
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EC*が無視できる導電性媒質(非磁性) |
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EC*が発生する可能性がある導電性媒質(磁性であるかどうかは無関係) |
能動導体: 定義(留意事項)
上記の一般的な事例(2)では、以下の媒質を導電性媒質とすることができます:
- “受動”媒質(): 前の事例と同様
- “能動”媒質(): 外部の正弦波AC電圧源または正弦波AC電流源から導体が電源供給を受けます。誘導による“電源供給”を受けることもできます。