形状のチェックのステージ

概要

2番目のステージは形状のチェックです。このステージは、形状の不具合を調査(特定)するステージです。修正は次のステージ(ステージ3)で行われます。

不具合調査のモードについて説明する前に、さまざまな不具合のタイプについて、次のブロックで説明します。

形状の不具合

形状の不具合は、形状の構築プロセスを妨げたり、ブロックすることもあります。

したがって、以下のことがわかります:

  • プロセスをブロックする不具合(エンティティの交差および重ね合わせ):

    これらの不具合は、Fluxで形状を構築する前に特定し、修正する必要があります。

  • プロセスをブロックしない不具合(非常に小さなラインやフェイス、閉じていないワイヤなど):

    これらの不具合は、Fluxでの形状の構築を妨げることはありませんが、形状の構築またはメッシュの品質に悪影響を及ぼす可能性があります。

形状の不具合を次の表に示します:

不具合 例(またはタイプ) 結果
ブロック
  • 交差タイプ:
    • ライン-ライン
    • ライン-フェイス
    • フェイス-フェイス*
  • 重ね合わせタイプ:
    • 乱雑なポイント
    • 重なり合ったライン
  • 小さな寸法のエンティティ:
    • 異常なライン
    • 異常なフェイス
不可能なフェイスおよびボリュームの構築
非ブロック
  • 小さな寸法のエンティティ:
    • 異常なライン(ユーザー指定のε逸脱)
    • 異常なフェイス(ユーザー指定のε逸脱)
メッシュの困難
  • 間隙があるワイヤ
フェイスの欠落

* 次の図で、形状のインポート後にフェイスを構築すると、フェイスの交差が生じます。このタイプの不具合は、FluxによってGeometric defectエンティティで特定されませんが、これ以上のボリューム構築をブロックします。フェイスの構築前に、ポイントP1とP2を新しいラインで接続すると、フェイスの交差を回避できます。

不具合調査のモード

以下の2通りの方法で形状の不具合を調査できます:

  • 不具合のタイプのアセンブリとして(形状の全体チェックとして記述されます)
  • 不具合のタイプごと(タイプの調査として記述されます)

調査結果

デフォルトの調査モードによらず、結果は次のようになります:

  • Fluxは、見つかった各不具合のGeometric defectタイプの形状エンティティを作成します(このエンティティには、不具合の位置に関する情報(接続されるポイント、ライン、またはフェイスの数)が含まれます)。
  • Fluxでは、グラフィックウィンドウ(特定の表示)でこのエンティティが強調表示されます。