形状の構築プロセス

概要

形状の構築プロセスの概要を以下の表に示します。各ステップについては、以降のブロックで詳しく説明します。

ステップ 説明
1 デバイス解析
2 スタディドメインの定義
3 形状構築ツールの準備
4 形状の小さい順での構築
5 領域の再グループ化

デバイス解析(1)

形状構築プロセスの最初のステップは、以下のデバイス解析です:

  • スタディドメインの定義用
  • 形状記述の準備用

記述自体を始める前に、この段階で生じる可能性のある質問を、下の表にまとめます(完全なリストではありません)。

解析目的 デバイス機能
スタディドメインの定義
  • デバイスに形状や物理特性の対称性または周期性があるか。
  • 無限ボックス機能を使用して調査できるか。あるいは、別の方法でスタディドメインを制限する必要があるか。
解析目的 デバイス機能
形状記述の準備
  • 物理特性の調査結果なしで、デバイスを簡素化できるか(複雑な形状の近似、ラウンドコーナー、面取りエッジ、穴の削除など)。
  • 移動パート、可変厚み、反復パターンがあるか。
解析目的 必要性
メッシュの準備
  • メッシュ構築(表皮深さなど)を容易にするために、ポイント、ライン、またはフェイスの追加は必要か。
解析目的 デバイス機能
物理特性記述の準備
  • デバイスに、ポイント、ライン、またはフェイスで置き換えることのできる(ポイント、ライン、またはサーフェス領域として考慮できる)特定の形状(薄いバー、空僚、電機子など)があるか。

次のステップ(2、3、4、5)

形状の構築プロセスのその他のステップを以下の表で説明します。

ステップ

ユーザー
作成 構築 割り当て
スタディドメインの定義(2)

対称性

周期性

無限ボックス

   
形状構築ツールの準備(3)

形状パラメータ

局所座標系

変換

   
形状の小さい順での構築(4)

ポイント

ライン

フェイス

ボリューム

 
領域の再グループ化(5)

ポイント領域

ライン領域

フェイス領域

ボリューム領域

  領域をそれぞれポイント、ライン、フェイス、ボリュームに割り当て

操作順序

さまざまなステップは、構築の“古い順”に示されています。

実際に、形状構築プロセスは必ずしも線形ではなく、ユーザーが連続するステップで進めます。この場合、さまざまなステップ間を“行ったり来たり”します。