二重熱交換を伴う導電領域(3D)

二重熱交換を伴う導電領域

熱アプリケーションでは、特定のタイプの領域、二重熱交換を伴う導電領域を設定できます。この領域は、両方の面での熱交換を伴う薄い導電領域のモデリングが可能です。

この領域は、以下の組み合わせです:

  • 薄い導電領域(材料領域)

  • 2つの熱交換面(非材料領域)

定義と使用条件

二重熱交換を伴う導電領域の定義と使用条件を下の表に示します。

領域 モデル化対象

二重熱交換を伴う導電領域

(+熱源)

導電媒体

(熱伝導率k、体積熱容量ρCP

両面での熱交換

(対流 / 放射による)

熱源(=熱出力)、

(均一または空間依存)も使用可能

伝導による熱流束は、サーフェス領域に接する方向であると見なされます。

注: * “二重熱交換と熱源を伴う薄い導電領域”の放射は、キルヒホッフの法則(放射係数は吸収係数に等しい)が追加された、片面放射の領域の無限への放射と等価です。
注: 二重熱交換を伴う導電領域のサーフェス領域は、熱的に不活性なボリューム領域が隣接しているか、ボリューム領域が隣接していない必要があります。