供給源の記述
概要
次の3種類に供給源を分類できます:
- 適用する熱源の値(q0)
- 適用する熱流束密度の値(φ0)
- 適用する温度の値(T0)
Fluxソフトウェアで使用するこの3種類の供給源の記述について、以降のブロックで詳しく説明します。
適用する熱源
以前に説明した導電タイプの材料領域を使用して、熱源の密度(q0)を領域に適用できます。この熱源の体積密度は導電領域の定義で入力します。
この熱源の出力体積密度は、導電領域の定義で入力します。熱源の出力体積密度は、Steady StateアプリケーションとTransient Thermalアプリケーションの熱方程式にあるq項に相当します(§解を求める方程式をご参照ください)。
熱源の出力は、供給源の体積に対するqの体積積分です()。
Electric ConductionアプリケーションまたはMagneto Harmonicアプリケーション(ジュール損失)を使用して熱源の出力体積密度を計算できます。
適用する温度
“適用する温度”タイプで非実体であることがわかっている領域を使用して、領域に温度の値(T0)を適用できます。
適用する熱流束密度
”熱交換サーフェス”タイプで非実体であることがわかっている領域を使用して、領域に熱流速密度の値(φ0)を適用できます。