Engineキーワード このオプションでは、内力の積分に使用する数値的な手法を定義します。これは、ソリッド要素に対して、ALEの従来のソルバー(FEMを使用して運動量方程式を解く)を使用する場合にのみ関係します。
フォーマット
/ALE/SOLVER/FINT/Iform
定義
フィールド |
内容 |
SI単位の例 |
Iform |
積分法(ソリッド要素の内力)フラグ。
- = 0
- 3に設定
- = 1
- 形状関数を使用した、応力テンソルの体積積分。
- = 2
- 静水圧応力テンソルのみの場合の面積積分。
- = 3(デフォルト)
- 応力テンソルの場合の面積積分。
(実数)
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|
コメント
- 運動量方程式には以下のローカル形式があります:
(1)
Iformは、従来のソルバーを使用してそのセル上で積分する(節点の速度)際に、
を計算するための数値的な手法を定義するフラグです。
- Iform=1
-
- Radiossのバージョン2019までのデフォルトの手法です。
- Iform=2
-
- 廃止カードで使用されていた積分法です。 /CAA(廃止)
- Iform=3
-
- Radiossのバージョン2020以降で使用される積分法です。
体積積分では、節点Nでの計算に、以下の形状関数が使用されます:
(2)
ここで、
積分点では、
の値を取ります。これは、以下のように仮定されています:
(3)
新しいデフォルト値の手法は面積積分に設定されている(Iform=3)ため、この仮定は、平行6面体の場合にのみ当てはまります。