外部モードファイル

弾性体で使用する入力ファイルの作成等の目的で、Radioss/EIG)を使用して固有モードを計算する場合に、一連の近似モードが使用可能であれば、CPU時間とメモリに関する要件を大幅に軽減できる可能性があります。

これらのモードは、実験解析または別の振動ソフトウェアから取得できます。これらは、Radiossで固有モードの検索範囲とする構造パートよりも大きな構造パートに対して定義できます。

固有モードを計算するための作業サブスペースは、特定のモードで質量マトリックスと剛性マトリックスを射影することによって削減されます。

入力ファイルフォーマット

外部モードは、Radiossスターターの/EIGで名前を入力する、フォーマット済みのファイルで指定します。このファイルには、以下の順序で入力する必要のあるデータの3つのブロックが保存されます。#で始まる行は、コメント行とみなされ、無視されます。

データブロック1: 次元

例:
#FORMAT: (2I8)
#  Nbnod   Nbmod
      15      16
概要:
Nbnod
外部モードサポートに含まれる節点の数
Nbmod
外部モードの数

データブロック2:外部モードのサポート(節点のリスト)

例:
#FORMAT: (10I8)
#  Nodes
21     22     23     24     25     26     27     28     29     30
31     32     33     34     35     36     37     38

概要:

リスト内の節点の数はデータブロック1で指定されたNbnodと一致する必要があります。 リスト内の節点の順序は、データブロック3で射影モードの各成分を指定した順序です。

現在のファイルに対応する/EIGRadiossStarterマニュアルを参照)のサポートのすべての節点を、現在のリストで指定する必要があります。一方、このリストでは、/EIGオプションのサポート対象とならない節点も指定できます。外部モードで指定したこのような節点と関連成分は、Radiossでは無視されます。

データブロック3:外部モード

#FORMAT: (1P5E16.9)
#   1          X               Y               Z              XX              YY
#FORMAT: (1P1E16.9)
#             ZZ
 5.218918830E+01-5.732668966E+00 0.000000000E+00-7.497102620E-14 3.359287911E-14
-1.861359352E-01
-1.643492844E+01-5.732668966E+00 0.000000000E+00 7.497076647E-14 5.936317600E-14
-1.861359352E-01

概要:

モードは、6つの値からなるNbnodセット(データブロック2で定義したサポートの節点ごとに1つのセット)のブロック単位で入力します。
X、Y、Z
節点の並進自由度に関するモードの成分
XX、YY、ZZ
節点の回転自由度に関するモードの成分(節点に回転自由度が設定されていない場合は0)