チュートリアル:対称モデルの設定

さまざまな形態のシミュレーションに対する対称モデルを準備します。

シミュレーションの対称モデルにはいくつかの角度があります。
  • 10°
  • 30°
  • 45°
  • 90°
  • 180° – この角度を設定するには追加ステップが必要です。
注: 180°の扇形モデル以外は、フルモデルの扇型をシミュレートするのに必要な特別な設定はありません。
180°の扇形モデルの場合、ビレットソリッド上にビレットの中心を通る少なくとも1つのエッジまたはインプリントが必要です。半分の対称を検出するには、境界条件を自動特定する内部モジュール で、ダミーブロックに接触するビレットの中心(X=0、Y=0)に節点が必要です。図の中心節点はビレットにエッジ / インプリントがある場合にのみ作成されるため、ビレットには最低1つのエッジ / インプリントが必要です。ビレットの中心にはエッジ / インプリントがないため、X=0、Y=0付近には節点はありません。
注: ビレットの中心付近にエッジがある場合は、バッチメッシャーが自動的にビレットの中心に節点を作成します。

ダイス形状のインポート / 処理

ダイス形状をインポートし、チュートリアル:ソリッドプロファイル押出で使用されている方法のとおりにモデルを設定します。
  1. 完全に設定したら、示されている領域内のフルモデルをトリムします。

  2. 不要なソリッドとベアリングカーブを削除します。

  3. ソリッドを、前にモデル化したとおり、Billet、Feeder、Portholes、Pocket1などとして、編成します。
  4. ベアリングカーブに属するラインをBearingCurveとして編成します。

ビレット中心のビレットソリッドのトリム

  1. ビレットソリッドのみを表示します。
  2. Organizeアイコンをクリックしてビレットをトリムします。

  3. マウスカーソルをビレットダミーブロック端部の中心に移動し、図のように切り取ります。





ビレットの残りが、半分の長さに切り取られました。

半分のビレットソリッド2つの結合

ビレットソリッドが切り取られたら、ツールを使用して図のように半分のビレット2つを結合します。
















簡略化によるインプリントの削除

  1. 形状リボンをクリックします。
  2. 簡略化アイコンをクリックします。

  3. インプリントアイコンをクリックします。

  4. ビレット上のエッジを選択してソリッド上の3つのインプリントを削除します。長い平坦な側面上のインプリントはそのまま残します。







    注: 最後の図に示すように、モデル内のインプリントを維持します。

ビレットソリッドを再度ビレットとして編成

  1. Extrusionリボンをクリックします。
  2. ビレットソリッドを選択します。右クリックして、Organize As > Billetの順に選択します。

  3. シミュレーションを進めます。