根本原因分析

リスクの検出から問題の解決に至る過程では、分析と根本原因を特定する手順が必要です。SnRDのポスト処理では、次の2つのモジュールを用意しています。モード寄与とモード感度

モード寄与

E-ラインを使用する方法は、モーダル法による過渡解析を使用した時間領域での解析手法であり、モード合成法とも呼ばれます。この方法では、周波数領域への移行ができます。

図 1.
ここで:
  • U(t)は時間領域での変位
  • Nは抽出したモードの数
  • miはモードiのモード変位
  • ѱiはモードiのモード変位が1のときの評価点の変位

OptiStructによる解析からの標準出力に記述された上記の応答をすべて使用して、相対的なモード寄与率(%)の値を計算できます。これらの値は、時間領域応答のピークに対する各モードの寄与を示しています。

図 2.

モード感度

モード感度を使用すると、E-ポイントまたはE-ライン全体の時間領域応答を変更することにより、リアルタイムのwhat-ifスタディを実行できます。この処理は、モード合成応答の分解によって実現します。この分解では、選択したモードに係数(0~1)を適用するか、これらのモードを減衰、キャンセル、または分離します。

図 3.