Plotブラウザフィルタ-

Plotブラウザには、特定のプロットエンティティをブラウザに表示するためにプロットデータをフィルタリングするいくつかの方法が含まれます。



図 1.

検索文字列の入力

検索の条件をEnter Search String...欄に入力することができます。Plotブラウザフィルターはスタティックです。検索欄に文字列を入力すると、次の場合にのみ、検索結果が更新されます。
  • Enterキーを押す
  • 虫眼鏡をクリック
  • プロパティテーブルでAdd as Filterオプションを使用する

無効な検索文字列を入力すると、エントリの前に赤色のx印が表示されます。



図 2.

検索文字列欄のクリア

検索文字列欄は、下記の方法でクリアすることができます:
  • 検索文字列欄の右側にある"x"をクリックします。
  • 虫眼鏡が表示されている場合は、クリックすると"x"に変わり、"x"をクリックすると入力欄がクリアされます。
  • 検索文字列をハイライトして、キーボードのDeleteまたはBackspaceを押します。

検索文字列フィールドをクリアすると、ブラウザツリー全体が表示されます。

フィルターのシンタックス

以下で用いられるようなプロパティキーワードはすべて、プロパティテーブル内でAdd as FilterまたはAdd as unevaluated Filterコンテキストメニューを介して検索文字列欄へ簡単に入力できます。この機能の使用により、フィルターシンタックス内でのエスケープシーケンスおよび二重引用符の正しい使用も可能となります。

プロパティのフィルター

<keyword>:<value>

赤色のすべてのカーブについてフィルターをかける:

linecolor:2

サポートされる論理演算子:AND、ORおよびNOT

注: これらの演算子はデフォルトにより大文字でなければならない; フィルタリングに複数のキーワードが使用される場合は、ANDが挿入される。
ラインカラー4(青色)、太さ1のすべてのカーブについてフィルターをかける:
linecolor:4 AND linethickness:1

括弧を使って、より複雑なフィルター文字列を構築することが可能

ラインカラー4(青色)、太さ1または3のいずれかであるすべてのカーブについてフィルターをかける:
linecolor:4 AND (linethickness:1 OR linethickness:3)

空白を含んだラベルについてフィルターをかけるには二重引用符が必要

以下に示すような完全なラベルを有するすべてのカーブについてフィルターをかける:
label:"LOWER TORSO - X-comp. acceleration"

二重引用符や括弧といった特殊文字を含んだラベルについてフィルターをかけるには、エスケープシーケンスが必要

"Add as unevaluated Filter"を使ってTemplex式を含むカーブラベルについてフィルターをかける:
label:/"{y.HWRequest} - {y.HWComponent}/"

任意の文字数についてのワイルドカード"*"および厳密に1つの文字についての"?"がサポートされる

フィルター文字列の先頭または末尾にワイルドカードが追加されていない場合は、ワイルドカード"*"が両端に追加されたのと同様に扱われます。1端にワイルドカードが付加されている場合、もう1端がフィルター文字列の先頭または末尾であるとして扱われます。

ラベル内に文字列TORSOを含んだすべてのカーブについてフィルターをかける:
label:"*TORSO*"
TORSOから始まるすべてのカーブについてフィルターをかける:
label:"TORSO*"

Add as Filterを用いた検索パラメータの削除

1つのカーブまたは1つのx/yベクトルのプロパティにフィルターをかけるには、プロパティテーブル内のカーブまたはx/yベクトルのプロパティを右クリックし、Add as filterを選択します(下の図参照)。



図 3.

ブラウザの上部で、フィルターが検索欄に追加されます。複数のフィルタータイプを追加すると、ANDと共に検索欄に追加されます(下の図参照)。この例では、Line ThicknessとLine Colorが共にフィルターとして追加されています。



図 4.

ラインの太さやカラーの検索条件を変更したい場合は、検索欄でバックスペースを使って数値を消去すると、ラインの太さのタイプおよびカラーパレットを含んだコンテキストメニューが表示されます。新しいラインの太さのタイプおよびラインカラーを選択すると、該当する数値が自動的に検索欄に追加されます。



図 5.

Templexをサポートするすべてのテキスト欄は、追加のフィルターオプションであるAdd as unevaluated Filterを有します。これによりユーザーは、未評価のTemplexコードをフィルターとして追加することができます。



図 6.
注: カーブラベルはキーボードなしで挿入されます。

追加で許可される検索条件

エンティティ検索では、以下の組み合わせが可能です:
  • ウィンドウおよびエンティティプロパティ


    図 7.
  • ページおよびエンティティプロパティ


    図 8.

ドラッグ&ドロップのサポート

Define CurvesパネルでCut、Copy、Pasteボタンを使って、ウィンドウへのカーブの追加、ウィンドウからのカーブ削除、またはカーブリストからの削除を行うことができます。Define Curvesパネルで定義されている制限は、Plotブラウザでのカット / ペーストにも適用されます。



図 9. Define CurvesパネルのCut、Copy、Paste

カーブをペーストする位置を定義することが可能です。下の図では、赤い枠で囲まれたカードをカットし、ページ2のウィンドウ2に追加しています。



図 10.


図 11.

フィルターの例

下の例では、XYプロット上でラベルにAccelerationが含まれるすべての軸を検索しています。



図 12.